NMB48運営事務局が、昨年11月末に開催告知した「NMB48 ポスト山田菜々オーディション」の合格者が、2月4日に同グループのコンサート会場で発表された。3000通を超える応募から、ただ1人の合格者として選ばれたのは、大阪府出身の高校1年生、植村梓(16)。この日は彼女の16回目のバースデーでもあったという。
しかし、この発表からわずか数時間後には、彼女の「友人」や「彼氏」のTwitterアカウントがNMBファンによって発掘され、オーディション前のプライベートがあっさり流出してしまった。
たとえば、カラオケボックスと思しき場所で、植村と彼氏がキスをし、彼の左手が彼女の胸を揉んでいるところを第三者が撮った写真。これは、彼氏が自身のTwitterアカウントでUPしていた写真である。そのほか、植村本人と思われるアカウントも晒されてしまい、「こどもできた 金くれ」というつぶやきが注目されたり、友人からそのアカウントへの「避妊しーや、避妊!」「えっちばっかしーなや!」というリプライも。もちろん、グループ加入前の恋愛経験は運営側としては不問にするしかないのだが、「曲がりなりにも恋愛禁止ルールを設けているアイドルグループに入って大丈夫なのか?」と心配されている。
ただ心配なのは、恋愛経験の有無や交遊関係ではなく、「それを誰でも見られるネット上にUPしてしまう迂闊さ」の方だろう。内輪で楽しんでいるだけのつもりが、名前と顔が全国ネットに広まると一瞬にして「ウチらのプラベ」が大きな注目を集めることになってしまう。これは何も、芸能人やアイドル志望の男女に限った話ではないだろう。最近では、ネットリテラシー教育を推進している小中学校もあるようだが、一番良いのは「誰とも何も、ネット上で共有しない」ことなのかもしれない……。
(犬咲マコト)