皆さんは「ニードルプレイ」をご存知でしょうか?
乳首やパンパンに張った男性器に医療用の針を刺し、飛ぶ血しぶきを浴びてみたり、
皮膚や舌を針で貫通させたり……
とても過激で一般的ではない、最上級にサディスティックなプレイです。
今回は、そんな「ニードルプレイ」のような行為の現場に遭遇したお話です♪
本コラム「ゴールデン街編」に登場したSM女王様のSちゃんから、急遽シンガポール旅行のご招待を受けました♬
どうやら、
「シンガポールで開かれるサディスティックなお祭りを観に行きたいんだけど、1人で行くのはちょっと怖いし……でも1人で行ってもつまらないでしょー♬」
とのこと。
「サディスティックなお祭り? 何それ怖い??」と引っかかりはあったものの、
喜んで同行させていただいちゃいました♬
シンガポールの空港に到着後、すぐに「サディスティックなお祭り」に参加!!
詳細をほとんど調べずに現場に到着すると……
なんと、全身に針や大型のフックピアスのようなものを刺した男の人たちが、
家族や仲間に付き添われ街中を練り歩いているではありませんか!
この方が舌にサクっと刺している針は、たこ焼き屋さんでもらう竹串ほどの太さがあります……。
しかし、Sちゃんには少しもの足りなかったようで、
「友達の舌ピアスの数のほうが多いわっ♬」などと申しておりました(笑)。
次にこちらの方の針は、バーベキューでお肉を焼く鉄串くらいの太さです。
鍼灸針のレベルはとっくに越えています。
さらにこの方は、鉄串を刺しているだけではありません!
針に飾られている羽飾りや鈴のようなものを鳴らしたり、
時には踊りながら、4kmほどの寺院に続く道のりを歩き続けるのです。
血が溢れて出てこないなんて、本当に不思議!
一般人の私には目を背けたくなるほどの衝撃的な光景ですが、
Sちゃんは針山のようになっている人を見て大興奮。
10cm以上のハイヒールでいつもより足取りも軽く、満面の笑みでフェスティバルを満喫されておりました。
このお祭りの正体は、ヒンドゥー教の光の祭典「ディパバリ」と並ぶ、とても重要なお祭り「タイプーサム」。
ヒンドゥー教の本場・インドでも危険すぎて禁止されてしまったそうです。
この苦行の裏には、大病や怪我などから復活させていただき
本当にありがとうございますという神様への感謝の意が込められているのです。
日本だと「エロ/アングラ」認定されてしまう痛そう~なお祭りですが、
シチュエーションを変えればいかがわしいものでは決してないんですね。
■谷川明日香/ 芸能経験を経てライフスタイル、美容の会社を設立。モテ男育成や婚活講座の講師や男性用コスメ「オールインワンメンズケア」をプロデュース。TVなどメディアでバイセクシャルをカミングアウトしている。公式ブログ、Twitterアカウント(@t_asuka)、Lagrangeオールインワンメンズケア