最強ソクバッキー
話は少し遡るが、2012年2月に放送された『新・堂本兄弟』(フジテレビ系)で、DAIGOは自身の束縛癖について熱く語っていたことがある。「俺、めちゃめちゃジェラっちゃうんで」と話はじめたDAIGOは、嫉妬深さについて数々の事例をあげながら説明。いわく、「彼女の担当美容師が男だとイヤ」「整体などでも、彼女の担当が男だとイヤ」「(他の男との)メールは浮気」「極論、買い物の際のレジ担当が男でもイヤ」……まさかのレジまで! DAIGOの彼女になったあかつきにはコンビニでおちおち買い物もできやしないということになるのだろうか。
この放送終了から一時期、DAIGOは自らを<ジェラル民>と呼び、2014年3月に発売されたソロアルバムの中にはこの思いを綴った「ジェラルミン」という曲がおさめられている。アルバム発売後のインタビューでは堂々と「200%、リアルな(自分の)意見」と言いきっているこの曲だが、歌詞がもう相当怖い。
<最強バッキーバッキーソクバッキー>や<僕とつきあったら覚悟して>……。もちろん、男の美容師がダメという意見などもしっかりと盛り込まれているし、その他にも<異性は一斉に排除して>などのどストレートな言葉が並んでいる。
これでDAIGOのお相手があからさまに奥手でスキャンダル処女の女性なら問題はないのだが、なんといっても北川景子だ。共演者キラーと呼ばれ、これまで山下智久や木村了、細田よしひこ、向井理、斎藤佑樹、城田優、玉木宏、松本潤、上地雄輔などとの熱愛が囁かれた、人一倍自由奔放なことで有名な北川を、DAIGOは歌詞通りにバキバキのソクバッキーで縛り続けることができるだろうか。
さらに仕事面でも、DAIGOの嫉妬心は煽られるかもしれない。女優として今やのりにのっている北川は、今後もドラマや映画で旬の俳優たちとの共演も多いだろう。キスシーンやベッドシーンも避けては通れない。あくまで演出ありき、しかもカメラ越しのこととはいえ、自分以外の男とキスをする北川を見て、極端な束縛癖のあるDAIGOは平静を保てるのだろうか。耐えられなくなったDAIGOが、単なる共演者にまでジェラルミンぶりを発揮することも考えられなくはない。そうなってくると北川の仕事にまで支障をきたす恐れもある。今後、DAIGOからの窮屈な束縛がエスカレートするとしたら、北川もどこまで耐えられるのか――。できれば8歳年上のDAIGOには、この交際を機に束縛癖を払拭し、大人の男としてゆったりとした愛で北川を包み込んであげてほしいと思うのである。
(エリザベス松本)
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