モデルとしてスカウトされ芸能界入りし、抜群の美貌が注目を浴びてCMや演技の仕事にも進出した佐々木。しかし本人は、あくまでモデル業がメインで女優の仕事には意欲的でなかったという。そのためなかなか演技力が上達せず、撮影現場での評判も悪かった。また、ファッションへの興味が強く、一時期は生き生きとアパレルプロデュースを手掛けていたが、事務所の意向でこれが閉鎖となり、当時はかなり動揺し荒れていたようだ。
2月13日に放送された『アナザースカイ』(日本テレビ系)にゲスト出演した際、佐々木は「デビューした頃は田舎出身だからといってナメられたくなくてツンツンしていた」「マネジャーさんの電話にも出ずに3日くらい音信不通になってた」と素行の悪かった時期を自ら明かした。また、下積みを経ずに09年公開の映画『天使の恋』で主演に抜擢され、強い戸惑いを覚えたという。そんなふうに始まった女優の仕事を「昔は嫌いだった」ものの、続けていくうちに、うまくできない自分が「すごい悔しい」と感じ、「一番嫌いな芝居を(仕事として)選び、悔しいから勉強しようとエネルギーになった」と話している。今年は、来年公開予定の主演映画撮影も控えており、「大根女優」の汚名返上する日も近いかもしれない。
(清水美早紀)
1 2