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「神のまにまに」で、永遠の若さと美貌を保ち続けるTHE・女優 浅野温子

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浅野温子

浅野温子オフィシャルブログより

 このコラムでは毎回、敬愛する、そしてさらに一肌脱いだ女優さんをご紹介させていただいてるわけです。そのせいか、呼び捨てにできず、様、嬢、姐さんなどなどつけてきたのですが、今回からは敬省略でいかせていただこうと思った次第で。突然ですいません。何となく歯切れが悪いからというのが主な理由で、それ以下でもそれ以上でもありません。失礼。

 で、その敬省略の記念すべき女優は、浅野温子。あ、急に呼び捨てって、毒舌家みたい。そんなつもりは微塵もありません。一応、このコラムは一肌脱いだ名女優さん方から、いい女になるための何かを学ぼうという趣旨でやってますんで。ここ最近、調子の悪い時は、一秒前に書こうとしたことを忘れるということを繰り返したり、言葉が出てこなかったりで、文章がまったく進まず、おまけに仕事がいくつか重なってしまうと、今書いている文章の趣旨を忘れていく有様。こんな風に、言い訳がましいのも年寄りの証拠。40代の私で、すでにこんな状態なのに、50代で、全国、津々浦々、八百万の神社をまわり、日本最古の「古事記」をよみ語り行脚している浅野温子の強靱さには感服です。

 各地の神社で一人芝居でも朗読でもないよみ語り(HPより)をやりつづける彼女。たまたまYouTubeで見た日吉大社のインタビューで、68社目とお答えに成られており、仰天しました。まだ4社目ぐらいかと勝手に思っていたので。

脱ぎっぷりのよさに敬服

 山口百恵主演の映画『エデンの海』でスクリーンデビューした浅野温子。百恵のクラスメイト役の一人で、多少台詞はあれども、ちょい役。なのに、一人だけスタイル抜群の美人。若女豹がここに。次の作品『聖母観音大菩薩』では、中学生の巫女さん役なのにヌードでSEXシーンを。しかも御年16歳。美少女ヌードの先駆者か。その時の主役が、まだAVというものがなかった時代、劇中で本番をしたということで、一部のしょうもないマスコミから当時大バッシングを受けた『愛のコリーダ』の松田瑛子。人魚の肉を食べて800年生きる伝説の八百比丘尼を演じる松田を主演におき、故・若松孝二監督がメガホンをとった異色官能映画『聖母観音大菩薩』は、特濃感たっぷり。

 多感な思春期に、八百比丘尼にうっかりからんでしまったのが原因なのか、テレビで以前、若いころになりたかった職業を聞かれて、花屋、舞妓、そして尼さんと答えていた浅野温子。尼さんになりたかった……。トラウマが何かの形で昇華したのかもしれません。しかし、美貌と才能を併せ持つ彼女を、芸能界が放っておくはずもなく、花屋、舞妓、尼さん、そのどれにもなれる女優という道で快進撃を続けた浅野温子。片岡義男原作の『スローなブギにしてくれ』ではアンニュイな役を演じ、『あぶない刑事』ではコメディエンヌを、『抱きしめたい!』ではW浅野旋風を巻き起こし、池上季実子と大乱闘を繰り広げた『陽暉楼』でも豪快な脱ぎっぷりを見せて最優秀助演女優賞を獲り、『薄化粧』でもまた脱ぎ、あれあれ、結構、脱ぎまくっている。あの美貌なのに、もったいつけるわけでもなく素晴らしい限り。

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阿久真子

脚本家。2013年「八月の青」で、SOD大賞脚本家賞受賞。他に「Black coffee」「よしもと商店街」など。好きな漢は土方歳三。休日の殆どを新撰組関連に費やしている。

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