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「性的虐待、DV被害者だけど、セックスをあきらめたくない!」サバイバーはる香の挑戦

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 初めまして、今週からコラムを連載させていただくことになりました長南はる香と申します。私は、アートディレクター、現代美術アーティストとして、「女性の性とセックス」をテーマに作品を制作しています。

 「何でもアリ」の現代美術ですが、やはり、「セックス」には、風当たりが強いです。“エロ”と見なされ、イロモノ扱いされたり、異端扱いされてしまったり、特に男性からは、作者である私自身がセックス好きのビッチ、ヤリマン肉食系女子だと思われ、妙な勘違いをされることもしょっちゅうです。

 それでもやはり、花や風景、リンゴや笛吹きの少年を描くより、ヌードや、ベッドの上で絡み合う男女の姿をデッサンする方が楽しい。

 なぜ、これほど「性」にこだわるのか?

 それは、私の人生が「DV(ドメスティック・バイオレンス)」によって大きく変えられてしまったからです。

 DVとは、夫や恋人など「親密な関係にあるパートナーからの暴力」のことです(男性から女性に振るわれるケースが圧倒的に多いですが、中には女性が加害者になるケースもあります。また、男性同士、女性同士のカップルで起きる場合もあります。本コラムは私の経験に基づいたものなので、男性から女性への暴力に限定して取り上げたいと思います)。

 「暴力」の形はさまざまで、殴る蹴るなどの身体的暴力以外にも、精神的、性的、社会的、経済的暴力など、多方面に及びます。

 DV 男から離れた後も、彼から受けたさまざまな暴力の後遺症に悩まされ続けました。

 もう彼に怯える必要は無いのに、平穏な生活を手に入れたとは言いがたい状態でした。

 うつ、パニック障害、過呼吸などの不安障害。

 男性恐怖症になり、男性が近くにいるだけで不安になる、電車やタクシーに乗れないなど、生活を送る上で不便な思いもしました。彼から受けた性暴力の影響で自尊感情が低下し、自傷行為のようなセックスを繰り返していた時期もあります。

 どうして自分だけがこんな目に合うんだろう?

 もう一生、普通の女の人みたいに恋愛やセックスをできないかもしれない。

 そう思い悩んでいました。

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