25日に放送された『スカパー!音楽祭2015』(BSスカパー!)にて、歌手の華原朋美(40)と音楽プロデューサーの小室哲哉(56)という元恋人同士が共演した。この番組は、フジテレビ系列で長く『FNS歌謡祭』などの音楽番組を指揮してきた武部聡志氏が小室と共にMCを務め、『FNS歌謡祭』でおなじみのアーティストたちが生歌を披露したもので、3月1日に再放送も予定されている。
同番組で小室は「華原さんの名前は僕がつけたんですよね。いい名前」と振り、華原も「“華原さん”って、なんかぎこちないんですけど。小室さんの前髪もかわいい!」と答えるなど和気あいあいとした様子を見せた。華原は小室のピアノ伴奏で、彼らの交際当時に小室が華原に贈ったブレスレットにちなんで名付けられた楽曲「LOVE BRACE」を披露。放送終了後には自身のTwitterに小室とのツーショットをアップし、「小室さんがいたから今の私がいるんだと感謝の気持ちでいっぱいです」と綴った。
健康を損ない、精神的にもダウンして長期の音楽活動停止期間をとっていた華原。2012年に復帰し、小室とは2013年12月に放送された『FNS歌謡祭』で15年ぶりの共演を果たしていた。その際、華原が小室に対して握手を求め、涙を拭う場面があったことから「朋ちゃんはまだ小室に未練があるのでは」とささやかれていた。
その後も何度か共演を経ているのだが、今回のMCでは華原の振る舞いに対して視聴者からネット上に「元恋人とはいえ馴れ馴れしい」「もはや笑えない」「まだ未練を見せるの?」との反応が続出。また、2011年にくも膜下出血の手術を行い、現在療養中である小室の妻・KEIKO(42)の存在を気にする人も多く、「私がKEIKOなら絶対イライラする」という声も。
こうした憶測を呼ぶのも、華原と小室がプライベートで交際していたこと、華原が小室との破局をきっかけに転落し精神を病んでしまったことがあまりに知られ過ぎているからだろう。とはいえ、まさかやけぼっくいに火をつけようなどという魂胆はないと思いたい。病床の妻から略奪となれば、バッシングが熾烈を極めることは間違いない。なにより、結婚と離婚を重ね奔放な恋愛遍歴を持つ小室だが、3人目の妻であるKEIKOのことは「苦労をかけた分、生涯尽くす」というほど大切に思っているという。
以前から華原は自身のカバーアルバムにglobeの楽曲を収録するなど、見方によっては小室への執着ともとれるアクションを起こしており、実際話題にもなっている。しかし、それがKEIKOの立場を知る世間から見れば悪印象であることは確かであり、過去の栄光に固執する華原に痛々しさを感じる人もいるだろう。歌手として再スタートした頃には彼女を応援する声も多数あったが、 “誰かを傷つけるような話題作り”をしていれば、次第にその声が減っていくかもしれない。小室ネタやスキャンダラスな恋愛ネタに頼らずに、多くの人々から愛されるその歌声で生きていければ、彼女自身にとってもそれが一番望ましいことなのだろうが……。
(シュガー乙子)