3月3日に放送された『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)に、元AKB48の板野友美(23)が登場した。
“男が緊張するちょっと怖い女たち”という括りで、モデルのMALIA(32)と脳科学者の中野信子(39)とともにトークを繰り広げた板野。板野といえば、アイドルグループの一員だった頃からクールな雰囲気を持つ少女だった。AKBメンバーとのやり取りでも常にローテンションで、“上から目線”なイメージが強いことからこうした括りをされたのだろう。「誰に何を言われても気にしない、私は私」という我が道を行くタイプと思われがちな板野だが、同番組では「事実と違うことがネットに載ると悲しい」と本音を明かし、デリケートな側面を見せた。
というのも以前、板野がハリウッド映画のイベントに出席した際、事前の打ち合わせでスタッフに「『ハリウッドに進出したいですか?』と聞かれたら『はい』と答えて下さい」と言われたことがあったという。イベントで報道陣にその質問をされた板野は、スタッフの指示通りに「出たいです! みたいに言った」とのこと。すると、“板野友美がハリウッド進出を狙っている”と報道され、自分の意思とは違う情報が流れてしまったらしい。
ちょっとした発言が大きく取り上げられ、本来のニュアンスをある程度誇張した形で報道されるのは、芸能界でよくあること。ただ、自分が思ったことを発言してそうなったのならまだしも、板野はそれが“スタッフの指示によるもの”だったため、「本当はそんなこと思ってないのに」と悲しくなったのだろう。
また、スタッフから打ち合わせで発言の指示が出ることは現場でよくあることなのだろうが、演出かヤラセかでよく議論になるナイーブな問題。そのため、板野が“ヤラセ”暴露をしたと見た視聴者は、ネット上で「わざわざ言わなくてもいいこと」「傷ついてますアピールか」とネガティブな意見を吐き出している。ここで「ともちん可哀想」という流れが出来ないのも、彼女が築き上げてきたクールで強そうなキャラクターイメージゆえなのだろうか。
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