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斎藤工に『昼顔』が残した“女性不信”という悲しい傷跡

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『2nd 2015年 04 月号』エイ出版社

『2nd 2015年 04 月号』エイ出版社

 昨年の夏に放送がスタートするや否や、主婦層を始め多くの女性視聴者のハートをガッツリと鷲掴みにした大ヒットドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)。主演を務める上戸彩が、不倫の恋に堕ちていくパート主婦役(笹本紗和)を瑞々しく大胆に演じていたのも話題となったが、同ドラマ最大の立役者となったのは何と言っても、不倫相手役(北野裕一郎)を演じた斎藤工だろう。

 “真面目で冴えない昆虫オタクの高校教師”という一見不倫とは縁遠そうな人物かと思いきや、物語が進むにつれてタクミさんが醸し出す艶かしさはどんどんスパークしていき、いつの間にか紗和ちゃん気分で北野先生の魅力にどっぷりハマってしまっていた。

 この北野先生経由でそのままタクミさんのファンになった方もきっと多かったことだろう。以前からイケメン俳優枠として多数のドラマに出演していたし、“変わりダネ系俳優”として前にもこちらのコラムで書かせていただいたことがあったが、『昼顔』後の彼の大ブレイクぶりには目を見張るものがあった。

新聞配達をしていた下積み時代

 そんな人気絶頂のタクミさんが3月1日に放送された『ヨルタモリ』(同局)にゲスト出演していた。東京の右半分、湯島あたりにあると言われるバー「ホワイトレインボー」(という設定のスタジオセット)に初めて訪れ、カウンター席に座って談笑するタクミさん。

 同店は宮沢りえがママ役に扮してお店を切り盛りしているのだが、今夜はイケメン俳優のタクミさんがご来店ということで、心なしか彼女のテンションがアゲアゲになっている様子が伺えた。

 そこへ、タモリ扮する高瀬川さん(徳島のヨット乗りの設定)がいつものようにひょっこりと来店。タクミさんの横に座ると「斎藤“え”さんですよね~♪」と、タクミさんの「工」という漢字をわざとカタカナ読みをするという“ひとふざけご挨拶ジャブ”をかましてニヤニヤするのであった。

 すかさず同店の常連客である能町みね子から「結構苦労されてるんですもんね?」と振られたタクミさんは、下積み時代に新聞配達をしていたことを明かした。しかも、こんなにも売れっ子俳優になったというのに、今だにその新聞販売店に籍を置いたままにしているのだとか! 一同が一斉に驚く中で、りえママが「何で籍を抜かないんですか?」と尋ねるとタクミさんは、

「いや~、何があるかわからないじゃないですか……」

 と即答。高瀬川さんから「相当用心深いよねぇ?」とツッコまれると、「そうですね、疑ってかかってますねぇ」と不安交じりに回答するのであった。確かに芸能界は浮き沈みの激しい業界っぽいし、売れない時代が長かったタクミさんが執拗に用心深くなるのは無理もないのかもしれない。

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テレ川ビノ子

テレビが大好き過ぎて、頼まれてもいないのに勝手にテレビを全般的に応援しています。おもしろテレビ万歳!

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