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彼の浮気を許し、常に10品以上の和食を用意する“プロ彼女”という職業の是非

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『ViVi 2015年 04 月号』講談社

『ViVi 2015年 04 月号』講談社

 現在発売中の女性向けファッション誌「ViVi」(講談社)4月号における“プロ彼女”特集が、ネットを中心に拡散されて波紋を呼んでいる。

 同誌では、「プロ彼女だったらこうする!How to 実例集」と題し、プロ彼女と普通の彼女の行動パターンを比較している。例えば「彼に作る料理」という項目では、普通の彼女が「カンタン洋風メニュー」なのに対し、プロ彼女は「常に10品以上の和食」となっている。また、彼が料理にダメ出ししたら、普通の彼女は「自分で作れ!とキレる」が、プロ彼女は「即謝って作り直す」のだそう。さらにプロ彼女は、遊びに来た彼の友達が帰る時は、さりげなく気の利いたお土産を渡すそうで、もし彼が浮気をしても、「帰ってきてくれたらいい」と笑顔で許すらしい。

 このプロ彼女像について、読者から「奴隷じゃん」「ただの都合のいい女」という指摘が殺到している。「夫婦だったらモラハラで離婚案件」との声まであった。

 プロ彼女とは、元々コラムニストで作家の能町みね子氏が、ロンドンブーツ1号2号の田村淳(41)と結婚した元タレントの一般女性を「一般女性というよりはプロの女性」と表現したことが語源で、「一般人ながら芸能界に近い人脈をフル活用し、有名芸能人をゲットする」という意味で使われていた。

 しかし、昨年ストイックな性格として知られる俳優の西島秀俊(43)と結婚に至った一般女性を、週刊誌等がプロ彼女と表現したことで誤用が広まり、最近では彼氏を全面的にバックアップし、“女子力”が高い女性を指す言葉として使われることが多い。同誌でもこうした意味でプロ彼女という言葉を使っているようだが、「とにかく彼氏に尽くし、そのためなら何でもする!」という姿勢に嫌悪感を示す読者が多かったようだ。

 現実的に考えて、このプロ彼女になるには、いくつかの条件を満たす必要がある。

■仕事を持たずに24時間ほとんど全てを彼のために使うことができる
■彼が彼女の生活費はもちろん、常に和食を10品用意するためにかかる材料費やキレイでいるための美容代を惜しみなく負担してくれる
(※生活費のサポートは、彼ではなく彼女の実家が資産家である場合でも可)

 実際にその環境を用意できる男性と、プロ彼女としての生活を希望する女性が世にどれくらいいるのかはさておき、自分の時間を削って彼に尽くし、その見返りとして生活の保障や彼女というポジションを確保しているのならば、プロ彼女とはほとんど職業に近い。月給として直接的な賃金の振込がないにしても、「何十億もの年収/裕福な生活を維持できる生活費/素敵な住環境」を提供してもらうことや、社会的地位の高い男性の妻になることに高いプライオリティを感じるという女性ならば、プロ彼女を目指すのもアリなのだろうか。

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