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料理で夫を支える「スポーツ選手の妻」は、日本独特の価値観? 欧米セレブ妻は紗栄子ばりに自由!

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左:『an・an 2012年 4/4号』マガジンハウス/右:『Love call』集英社

左:『an・an 2012年 4/4号』マガジンハウス/右:『Love call』集英社

 サッカー日本代表の長谷部誠選手の結婚報道が出ております。長谷部選手と言えば昨年、同じ日本代表の吉田麻也選手のブログにて、パリやロンドンではしゃぎまくっている様子を「(当時)30歳独身」なのにピュアすぎるだろ……とネタにされていましたが「なんだよ、やることやってんじゃんかよ」と思ったファンの方もいらっしゃるのでは、と思います。

 長谷部選手本人は結婚報道を否定しておりますが、気になったのはお相手の女性タレント・佐藤ありささんについて。スポーツニュース番組に出演しているので、アスリートと恋愛関係になるであろうこともある程度予想されていた方ですが、とあるスポーツ紙のweb版では「(彼女は)スポーツ選手の妻になるため料理の勉強をしています」との情報があり、「おいおい、スポーツ選手の妻はみんな料理で夫を支えるのが普通なのかよ」と思いました。

なぜ、スポーツ選手の妻は専業主婦化するのか

 2015年現在の日本においてスポーツ選手の良妻モデルとなっているのは、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手の妻、里田まいさんに他なりません。彼女がスポーツ選手のための食事管理を学び、ジュニア・アスリートフードマイスターの資格を取得して、田中投手に食事面で献身していた話題は、好意的に取り上げられていました。しかし、これ、「女は家庭に入って夫を支えるのがグッド」という昭和かッ、な男性中心の価値観があからさまじゃないですか。

 田中投手・里田さんに限らず、スポーツ選手と結婚すると、人気女子アナでもあっさり仕事を辞めちゃうのが普通。角界みたいに、親方の妻は部屋に入っておかみさんの仕事をする、という伝統や風習があるならまだわかるんだけれど、野球選手やサッカー選手の奥さんはおかみさんにはならないのに、専業主婦化して夫を支えるのが当然、みたいなのがよくわからないんです。

 プロスポーツ選手なら年俸ウン千万~数億の世界だから、夫婦の共有財産は相当高額。それゆえ妻は働かず、優雅な暮らしをしたくなるのかもしれない。でも、お金があるなら、食事管理だって家事だってアウトソーシングできるじゃないですか。

 海外のトップ・アスリートの奥様たちと比較してみましょう。彼女たちって、夫に献身してホメられようなんてまるで考えていなくって、セレブ生活ぶりをSNSでオープンにし、ゴシップのネタを提供するのが仕事みたいになっている人もいらっしゃる。

 PlayerWives.comという海外のサイトには、様々な選手の妻やガールフレンドらの華やかな暮らしぶりがまとめられていて、彼女たちがゴシップの一ジャンルとして消費されている空気感が伝わってきます。日本で言うと紗栄子さんみたいな位置づけの人がいっぱいいるんです。

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カエターノ・武野・コインブラ

80年代生まれ。福島県出身のライター。

@CaetanoTCoimbra

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