とはいえ、一気にすべてを飲みこむことはできません。少しずつ、段階を踏んで奥に進めていきます。それはイヤな引っかかりがあるからではなく、刺激的な凹凸があるからなのです。私はもともと表面に凹凸のあるバイブが好きで、これまでにも当連載でたびたび紹介してきました。雲のモコモコ感を表す凹凸はデザイン的にもすてきですが、膣内での、バイブと粘膜の摩擦をあげるという、たいへん重要な役割があります。
膣というのは伸び縮みが大きい器官ですから、いったんバイブをおさめてしまえば、凹凸にそってぴたっと密着します。もちろん、この状態で振動をじ~っくり味わうのもいいものです。でも、そこから手で小刻みにバイブを動かす、または大胆に抜き差しすれば、凹凸でこすられた新たな刺激を体験できるのです。
こうしてみると、平たい形というのはまったく違和感がありません。というより、通常のバイブだと膣も円柱状に広げられているわけですが、それがないことでよりこの凹凸に集中できる感じがするのです。なるほど、計算されつくした形状なのね、と納得。「中がバイブでいっぱいに満たされている!」というまでにはなりませんが、それよりも「Gスポットで感じたい」「凹凸で重点的に攻めたい」という人にオススメしたいタイプです。
今回は試していませんが、完全防水というのも、このバイブのウリです。いまや生活防水レベルのバイブはたくさんあり、これはこれで水洗いするのにとても便利です。でもお風呂でのプレイ、シャワー浴びながらきゃっきゃイチャイチャするのには向いていないのが実情です。スカイ ALTOのように完全防水なら湯船に沈めても使える! というのは、それだけできるプレイの幅が広がるのです。カップル使いだけでなく、お風呂でオナニーする人って意外と多いですよね。も何年もシャワオナばかりをくり返しているみなさん、こうしたハイクオリティグッズを取り入れると、新たな自分に出会えるかもしれませんよ。
■桃子/オトナのオモチャ約200種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。ブログ、twitter
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