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セクハラデパート? 批判噴出ルミネCMのハイブリッド女性蔑視

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YouTubeより※この動画は現在非公開となっています。

YouTubeより※この動画は現在非公開

 東京・神奈川・埼玉にて展開しているショッピングセンター「LUMINE(ルミネ)」の“働く女性たちを応援するスペシャルムービー”がネットで物議を醸しています。

 件の動画・第一話は、髪をひとつにまとめナチュラルなメイク、ボーダーカットソーでパンツ、リュックを背負ったカジュアルな服装の主人公(女性)が通勤している様子から始まります。会社に着いたあたりで上司と思しきメガネのスーツ男性が通りかかり、彼女に「顔が疲れてる、寝てないの?」と話しかけます。女性は「普通に寝ましたけど」と答えますが、男性は「寝てそれ(笑)?」と茶化すのです。

 その後、彼らの同僚であろう女性が登場。華やかな雰囲気の彼女は、おろしたロングヘアをゆる巻きにして、スカート着用、にこやかな笑顔で朝の挨拶をします。その女性が去ると先程の男性が「やっぱかわいいな」と一言。主人公の女性に対して「大丈夫だよ、吉野さんは需要が違うんだから」と言い捨てます。すると、「【需要】求められること。この場合、『単なる仕事仲間』であり『職場の華』ではないという揶揄」との文字がスクリーンいっぱいに映し出され、最後に主人公女性の内面を象徴するようなコピー「変わりたい? 変わらなきゃ」というメッセージが出てくるというもの。これを見た人々から、「働く女性をバカにしてる」と批判が殺到しているのです。ネット上で久々の大炎上と化したせいか、現在、この動画は非公開となっています。

職場で女扱いしてやる・されたい、という思惑

 この動画は至るところにツッコミどころが満載です。まず、嫌味な上司のセクハラめいた一言で「変わらなきゃ!」と思い、おしゃれに目覚める女性などいるのでしょうか? 働く女性のファッションを応援するはずのルミネに、そのような感覚があること自体、驚きです。

 恋愛への関心がきっかけでイメチェンを図ることが悪いとは思いません。実際、好きな男性が好むファッションをしたいと思う女性もいるでしょう。ただ、この動画においてメガネ男性は主人公の「恋愛対象」として描かれておらず、彼女が「変わりたい、変わらなきゃ」と思う動機は「好きな人にうんぬん」というよりも【職場で女扱いされたいなら】変わらなきゃ、という意味です。ファッションを楽しむためのアイテムを提案し、オシャレ意識の高い女性たちへ高感度な情報を提供してきたファッションビル・ルミネのはずが、「おじさん上司にウケる服を買おう」なんてやっちゃえば、それは炎上しますよね。ルミネは一体、誰にどんな服を買って欲しいのでしょうか? 職種や会社のTPOに合わせた服装というのはありますが、基本的にファッションは誰のものでもなく自分のものです。

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