彼女のような美ボディは、どんな生活を送ったらできるのでしょうか? 豊かで先端が上向きの美バストもさることながら、骨の細さと女性特有の丸い美しいラインが強調された、まさに絶品ボディ。適度な運動と食生活でどうにかなるものでしょうか。ゲイの友人が経営する喫茶兼バーに通いつめ『コールドプレスジュース』を散々、飲みましたが、女豹のような曲線もパーフェクトバストも、もちろん現れず。ただ、原稿を書ける時間が増えるほど、健康には、なりました。少し体重も落ちました。むしろ有難いことかもしれません。
私生活では波瀾万丈だった烏丸せつこも去年、アラ還で再婚し、今は幸せそうです。烏丸せつこで検索したら、昔の面影、今いずこのように思われている人が結構、多くて驚きました。
還暦を迎えた今でも十分、美しいです。偶然見た動画で、膝下の長い女優さんがいるなあと思ったら、烏丸せつこでした。そして、検索で知った新事実、クドカン(宮藤官九郎)の推しメン(?)は烏丸せつこ。彼がパーソナリティーを務めるラジオ番組でかつて『烏丸せつこ最強説!』というコーナーがあり、クドカン自身が「最強」と称する烏丸せつこを超える女性芸能人を探すべく、リスナーのイチオシ女性芸能人の推薦文を募集していたそうです。市川実日子を破った後、永作博美、綾瀬はるか、長澤まさみなどなどの錚々たる女優陣と闘い(というかクドカンたちがラジオで勝手に闘わせ)見事、連勝していました。連勝しすぎて殿堂入りを目前に控えた週では、クドカンもかなりエキサイトしていたのか、「真木よう子と仲里依紗と麻生久美子が束になってかかっても無理」と言っていました。ラジオは会話勝負。ある意味、勇気を試される場所とも言えます。普通のことを普通に話しても、リスナーは食いついてこない。この週には、クドカンの男気のような勇気を感じました。YouTubeで、ダイジェスト版を聞いただけですが。クドカン監督の映画『少年メリケンサック』に、一瞬、登場する烏丸せつこ。一瞬なのに効果的。クドカンの愛情を感じました。
烏丸ご夫妻の、再婚の決め手は共通の趣味の酒とカラオケ。意外に普通な烏丸せつこの趣味。残念ながらSMとかでは、ありませんでした。緊縛とか、合いそうなのに。酒とカラオケなんて、趣味としては、ゆるゆるです。だけど、ゆるゆるに生きてる人こそ、今の時代、幸せになってる気もします。ゆるゆるもいいかも。今年の春の目標はPC道に精進するか、ゆるゆるになるか。四月までには決めたいところです。しかし、女の性を扱うmessyの読者に、“ゆるゆる”という言葉は、忌み嫌われそうですね。
■阿久真子/脚本家。2013年「八月の青」で、SOD大賞脚本家賞受賞。他に「Black coffee」「よしもと商店街」など。好きな漢は土方歳三。休日の殆どを新撰組関連に費やしている。
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