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実在するキラキラネーム/珍奇な名前は何が問題なのか?

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Photo by Aikawa Ke from Flickr

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 子供のDQNネーム・キラキラネームに関する話題は定期的に俎上に載る。本来の漢字の読みと異なる読み方を当てて、強引に読ませる名前は確かに増えた。0~10歳くらいまでで芸能事務所に所属する子役たちの名前を見ても、その増殖は明らかだ。以下は、そうした子役たちの名前である。

由新(ゆに)
萌楓(ほのか)
愛恋(あこ)
瑠恋星(るいず)
来夢(らむ)
心優(みゆ)
花寧(もね)
椛寧(もね)
瑠杏奈(るあな)
祈星来(きらら)
初姫(うぶき)
虹(なな)
虹心(ここみ)
恋友姫(こゆき)
希空(けせら)
楓和理(ふわり)
苺子(まいこ)
瑠美(るびい)
桜菜(らな)
心愛知(こまち)
月碧(るのあ)
琥斗來(ことら)
大空飛(たくと)
倭(やまと)

 いずれも、ふりがな必須の名前である。しかし最近はこうした名前を読むのもだんだん慣れてきて、愛結(あゆ)、陽彩(ひいろ)、陽向(ひなた)、梨杏(りあん)、心愛(ここあ)などだったら勘でわかるようになってきた。とはいえ、たとえば「心」は、「ここ/こ/み」などいくつかの読みを駆使して使われているので、心愛(みあ)という場合もある。それでも「心愛」が「ここあ」か「みあ」か、というのは、「優香」が「ゆうか」か「ゆか」か判別がつかないパターンと同じもので、珍奇な名づけに限った話ではないとも言える。参考までに、よくキラキラネームに使われる漢字の読み方を示しておきたい。

心→ここ、こ、み
空→あ、く、くう
恋→こ、れん
愛→あ、あい、み
結→ゆ、い

名前が意味を持たなくなる?

 どんな人名をつけようとも親の自由ではあるし、子供が名前を理由にして同級生からいじめに遭ったり差別を受けたりしても、悪いのはいじめる側であり、差別する側であることは明白だ。しかし我が子に個性的な名前をつけようとする親の心理にはいささか看過できない問題が潜んでいるかもしれない。

 占術研究が高じて命名研究家となり10万人以上の名づけ相談を受けてきたという牧野恭仁雄が著した新書『子供の名前が危ない』(KKベストセラーズ)では、この親側の問題に斬り込んでいる。

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