32歳女性のトピ主は42歳彼氏と昨年8月に出会い、同年12月から付き合い始めた。まだ付き合って4カ月程度である。「お互いの年齢的にこのまま行けば結婚すると思います。が、果たしてこのまま話を進めてよいのか分からなくなりました」という相談だ。
悩む要因は4つ。
●劣等感からの結婚?/トピ主の友人たちは皆既婚であり、その彼女たちに追いつくための結婚なのか。
●金銭的余裕を持つための結婚?/現在契約社員で趣味を楽しむ金銭的余裕がなくなってきた、結婚は金のためにするのか。
●生活に口出しされたくない/食べるのが大好きで体型もガッチリ目なトピ主に、彼氏が「痩せて欲しい」と要求してくるのが面倒、生活リズムをコントロールされたくない。
●親の介護のための結婚?/彼の両親はもう70歳近く、友人の中で私が一番先に介護問題にぶちあたるかも、介護要員はちょっと……。
特に、介護と生活リズムの改善がトピ主的にネックとなっている様子。「私は結婚には向いていないのでしょうか?」という相談だ。
このトピはコメントが大変興味深く、各々が考える“結婚とは何か”について書かれている。「結婚に向いているかどうかは、『相手のためにリソースを割くことを喜びとできるかどうか』突き詰めるとこれ【だけ】だと思います」など、確かにそうかもしれないと思わされる。「トピ文を読む限り、彼のことを特に好きではないのですね」という書き込みもあるが、恋愛と結婚は別であろう。だからトピ主も悩んでしまっているのである。トピ主レスも女性から見た結婚の本質をついている気がする。
「今まで趣味120%に生きてきた私にとって、独身の劣等感と金銭的不安を埋めるためだけの結婚が、私自身につとまるのか…義理両親との関係や結婚生活で『やるべきこと』をやりこなせるのか? 結婚したら裕福な生活が出来るのか(子供を産まなければ出来るかも?)? 結婚しても貧乏な家庭だったら結婚の意味はないけど、孤独にはならない。でも結婚してまで節約生活は絶対いや!!! と思ってしまう自分がいます」
収入が不安定な時、結婚に流されたくなる気持ちはよく分かる! 自分のこれまでの気楽な生活を捨て、相手とその家族との不自由な生活に耐えられるか、という悩みも非常によく分かる。トピ主はどんな選択を下すのだろうか。
恋愛には色々な形があり、結婚は必ずしもそのゴールではないのである。
■ブログウォッチャー京子/ 1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。