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「理想通りに育てたい…」母親にとって【娘】とは

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Photo by Vince Alongi from Flickr

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 「女親 息子」でGoogle検索をかけると「母親は娘より息子をかわいがるのは本当!?」「娘より息子が可愛い母親が多いのはなぜ?」など、特に「娘」というキーワードをいれてもいないのに、母親がその娘と息子で区別をしているのではないかという疑問の書かれたウェブサイトが多数ヒットする。こっちはどうだ、と「女親 娘」で検索してもほぼ同じである。一般的に“母親は娘と息子を平等には愛さない”ようだ。

 実は筆者の母親もそうした傾向があり、なかなか難儀した。Amazonを眺めてみても母親の存在に悩む娘の立場で書かれた書籍は多い。小町にも、あ、これ母娘関係ちょっと良くないんじゃ……と思わせるトピがある。今回は娘についての相談を寄せる母親たちの思いを見てみたい。

娘が介護に対する予防線を張っているようです。

 トピ主は63歳の女性で数年前に暴力的な夫と離婚しシングル、仕事はしていない。長女、長男、次男と3人の子供たちはすでに自立しているが、このトピは主に36歳の長女に関する内容だ。1~2年前までトピ主の言うことをよく聞くほうだったのに、ここ最近、娘の態度が一変したという。暴力夫と別れてから、家の維持や町内会の仕事、その他パソコンのことなどをたびたび長女に頼んできたトピ主。長女は家から車で2時間ほどのところに住んでいて、以前は何も言わず手伝ってくれていたが、最近では例えば古い服をネットオークションで売ってと頼んでも「私も忙しいから、緊急の用事じゃないなら、自分でして」など“冷たく”言い放つようになった。こうした事例がいくつもあるうえ、さらに長女は海外転勤を希望しているという。転勤が実現すると飛行機で10時間以上離れた場所に行ってしまう、もしかしてトピ主の介護をやりたくないから予防線を張っているのではないか……という相談だ。

 明らかに長女に頼りすぎな感があり、コメントでもそのような内容が並ぶ。ところがトピ主は「子供が親の面倒を見るのは当たり前のことではないでしょうか」と主張。長男、次男はともに家族を持ち、「教育費に住宅ローンにと一家の大黒柱として大変な生活」のため、独身の娘に頼るのは当然だとトピ主は主張する。言ってみれば「長女は一番ヒマだから、老親を手伝うのは当たり前ではないか」、と。

 さらに、36歳で独身の長女がなぜ結婚していないかについてトピ主はこう言及する。「娘は若い頃、変な男とばかり付き合ってきました。その都度、夫と説得し別れさせたのですが、妊娠できる期間のことも考えて30歳手前にはきちんとした人と早く結婚するよう何度も言い聞かせました。ですが、娘は一向に動かず、私が手配したお見合いも全て断るという始末でした」。ほほう、トピ主と元夫は娘が20代の頃には付き合う男にかなり口出ししてきた様子。また幼少期から病弱で金のかかる娘だったから悠々自適な独身暮らしを送る現在、恩返しするのは当然だ、という。

 その後のトピ主レスで長女がトピ主夫からの虐待を受けていたことやトピ主の親(つまり祖父母)の介護を長女にやらせた話も(サラッと)カミングアウトしたが、トピ主はちっとも娘に悪いことをしたとは思っていない様子。「娘は小さい頃から気が強くてでわがまま、小学校低学年の頃から男性に色目を使うことを覚え、自分の容姿を鼻にかけるような子でした。だから正直に言うと、素直で子供らしい息子たちに比べて可愛いとは思えませんでした」といった具合に、トピ主は長女を落としまくるのだ。最後は「現状の説明と最近の娘の態度、これからのことに関して知恵を借りるため」長男のところへ乗り込む。そこで長男から言われたことは……という肝心なところでトピが止まっている。気になるっ!

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ブログウォッチャー京子

1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

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