毒素、気にしすぎなくてよし!
ホットヨガや岩盤浴など〈代謝を上げて肝臓の働きを高めよう〉という点については、「無理に働かせることで、オーバーヒートになる可能性もあります」と指摘。活性化! と思ってやっていたことが、老朽化を促すことにもなりかねないのですね。さらに冷えとり靴下に至っては、
「靴下の穴があきやすい所って、結局足が靴に強く当たる場所ですよね。単に物理的発汗(※紙に手を押し当てると発汗するような例)で汗がでやすい場所が破れやすいだけでは?」
ごく常識的なお答えで、心底ホッとしました。
〈デトックス〉を推奨する人たち曰く「現代人は毒素を排出する力が弱くなっている」というものの、専門家から見れば〈普通の生活をしていれば、毒素がたまることはない〉というのが現実のよう。
でも女性は便秘気味な人が多いので、食物繊維や乳酸菌系は多少なりとも効果があるよねえ~、なんて思ったそばから、「快便が健康の証明であるのは確かですが、デトックスの因果関係はありません」とこれまたバッサリ。
ツルツル感やスッキリ感を求めて〈デトックスケア〉なるものを楽しむのはいいけれど、正体のない概念化している〈体内毒素〉に振り回されないよう、気をつけたほうがいいようです。この〈デトックス祭り〉は海外でも同じ現象が起こっているようで、桑満院長のブログにて「デトックスと呼ばれる言葉自体が怪しいものであり、それを改善すると称している方法は全く無意味」という記事が紹介されているので、ご興味ある方はぜひご一読を!
(謎物件ウォッチャー・山田ノジル)