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働き始めたら「もうお前とはやっていけない」と言われた「みずき」の場合【離婚座談会】

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Photo by Stan Stern/u> from Flickr

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【第一章:お小遣いゼロ円生活で搾取され続けた「あゆこ」の場合

 結婚と離婚を経験した3人の女性たち。経験したからこそ言える、「私たちに何が起こったのか」

・あゆこ(28)22歳で大学卒業と同時に、8歳年上の男性と結婚。夫が初めての彼氏だった。現在、別居して離婚裁判を申し立て中。
・みずき(33)26歳の時、出会って3カ月の男性から付き合ってもいないのにプロポーズを受け「面白い」と快諾して結婚。33歳の冬、夫から「もう限界」と離婚を切り出され「私もだよ」と承諾。
・かえで(30)27歳で同級生の男性と結婚、一男を授かるが、夫から離婚を求められ、29歳で離婚。

有閑マダムは幻想だった

――あゆこさん夫婦はいわゆるDINKS(子ナシ共働き夫婦)で、しかも、話を聞く限りだとあゆこさんの方が稼ぎは多い。なのに、家計収入はすべて旦那さんが握っていて、あゆこさんにはお小遣いゼロ円。旦那さんは豪遊OKの生活。家賃とか、光熱費、食費、通信費などは?

あゆこ 全部彼が管理していました。だって、私の手元には1円もないんですから。私が渡したお金の中からなのか、彼の給与からなのか、わかりませんけど。学生時代の家賃は、私の親が払ってくれていましたね……。

離婚のために、彼の貯金通帳や、税金関係の書類など、いろいろと証拠を集めたんですが、彼の口座は、私から振り込まれたお金ですごい額になっていました。

――もちろん財産分与の対象ですね。というか、学生時代の3000万も含め、相当な額を搾取されているはずですから、そのぶんも賠償していただきたいですよね。

あゆこ 婚姻前の資産は財産分与の対象にならないので、民事で訴訟を起こす予定です。もともとは私の稼いだお金なんだから返してください、って。

みずき 経済的DVという面では、私も近いものがありました。うちは夫がベンチャーで会社経営をする社長だったんですよ。出会った時は私も派遣社員として仕事をしていましたが、結婚したら「辞めてくれ」と言われて、退職。そうしたら、私が使えるお金なんてほとんどなかった。

かえで 意外と会社の財政が火の車だったとか?

みずき いえ、会社の経営は安定していたようなんですが、私は毎月20万円を渡されて「それで全部まかなってね、よろしく」と言われるんです。彼の持ち家だったので家賃はかかりませんが、光熱費通信費食費、その他もろもろの生活雑費、ペット管理費とかは全部その20万円から。余りが私のお小遣いという意味でした。

――光熱費通信費食費を節約すれば、5万円以内に全部収まって、15万円まるごとお小遣いヒャッホーってなりません?

みずき そうもいかなかったんです。彼のペットの猫が2匹いたのですがどちらも老猫で医療費が毎月数万円かかるうえ、その費用は20万円の生活費から捻出。また、自家用車が2台あるのですが、そのガソリンを補充するのも私の役目で、費用はやはり生活費から出します。結婚して住むようになった彼の自宅は、豪邸と言って差し支えないような6LDKの広さでトイレも6つあり、それこそお手伝いさんを雇って磨き上げてもらうようなタイプの家だと思うんですけど、元夫はすべて私がピカピカにしないとダメだという価値観の持ち主だったので、自分の時間もお金も全然なくてつらかったですね。

――家政婦状態ですね。いえ、家政婦の方だって、四六時中その仕事に縛られているわけじゃなくて余暇はあるのに、みずきさんの場合は100%ご主人に縛られていた。その状態に耐えきれなくなって、みずきさんから離婚を?

みずき いえ、離婚を言い出したのは元夫の方です。「もうお前とはやっていけない、無理だ」って。

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