「義母が2人いるんです。どちらからもお金をせびられて……」
そう話すのは、韓国人男性と結婚して韓国で暮らす日本人のアケミさん。旦那さんとはカナダ留学中に知り合って結婚。新婚1年目は何事もなく幸せに過ごしたそうだが、2年目になって旦那さんの秘密が明らかになった。
「実は義理の両親は旦那が高校生のときに再婚し、旦那には私の知らない〈実の母親〉がいるということを結婚してから知ったんです。私は韓国語がほとんどできないので、旦那と現在のお母さんの会話を聞いて、例えば少しよそよそしさを感じるとか、そういうものがわかりません。てっきりほんとうの親子だと思っていました」
アケミさんがその事実を知ったのは、外出先から予定よりも早く戻ったとき。わが家に見知らぬ女性が上がりこんでいて、それが実の母親だったのだ。
「最初は浮気現場を目撃したのかと思いました(笑)。だって、実のお母さんはめちゃくちゃ派手というか下品。とっても母親には見えなかったんです。それに2人はちょうどお風呂場にいて、お母さんが彼の身体を洗ってあげていたんですよ! 年上のおばさんを家に連れ込んでるのかと思うでしょ(笑)」
バレないはずがないのに…
お母さんが30歳を過ぎた息子の身体を洗ってあげるってことも驚きだが、このときのアケミさんはそんなことよりも、旦那さんに実の母親の存在を隠されていたこと、自分がいないときに隠れて会っていたことにかなりショックを受けたそう。
「旦那に何で隠していたのかと聞いたら『日本人だからバレないと思った』というんです。この言葉にはムカつきました。韓国では両親にお小遣いをあげるのは常識ですが、旦那は毎月実母になんと5万円~10万円近いお金を渡していたことも発覚しました。私には給料が少ないとかいってわずかな生活費しかくれないのに!」
実母は、彼の父親(アケミさんの義父)と離婚後すぐに別の男性と再婚したが、ほどなくして離婚。地方で飲み屋をやっているそうだが、それもなかなかうまくはいかず、たびたびアケミさんに隠れて息子に会いにきては、お小遣いをせびっていた。
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