若い女性アイドルたちが、少しの肌荒れで「劣化」と揶揄され、多少肉付きがよくなれば「激太り」と嘲笑される現状を憂えている。職業柄、ルックスは彼女たちの商売道具でもあるため、その変化に「買い手側」を自認するファンが注文をつけるのも当たり前のように日常化しているが、中にはどう考えても過剰と思えるものもある。
“1000年に一人の逸材”との呼び声高い地方出身アイドル・橋本環奈(16)に、「激太り」を指摘するスレッドが立ち拡散された。彼女は5月18日、ニコニコ動画で配信される「橋本環奈のコクうま料理ショー」の発表会に出席したのだが、その姿を見たネットユーザーたちが「デブ化した」「あご肉ヤバイ」と相次いで書き込んだのである。写真を見る限りでは、確かに多少ふっくらした感じはあるものの、とても「デブ」と呼ばれるレベルではない。彼女の16歳という年齢から考えて、子供の華奢な体型から、女性らしい体つきに変わる過程にあるというだけだろう。
また、20日発売のぽっちゃり女子向け雑誌「la farfa(ラ・ファーファ)」7月号(ぶんか社)で表紙を飾り、誌面ではビキニ姿を披露したタレントの野呂佳代(31)にも“デブ指摘”が沸いている。元々、ぽっちゃり体型で自身もそれをネタにしている彼女だが、ビキニ姿については「ぽっちゃりの域を超えてる」「一回り大きくなった」との声が。「色っぽい太ましさ」「顔がかわいいから見苦しくない、このままでいい」と好意的な意見もあり、賛否が分かれている。彼女の場合は、“どすこいキャラ”でバラエティ番組に出演したり、ぽっちゃり体型がタレントとしての持ち味だが、一般的に見れば彼女の現在の体型は健康的といえる範囲なのではないだろうか。
というのも、かつて出演した『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)の企画で、体重が60kg前後であることがわかっている野呂。彼女は身長163cmであるため、仮に体重60kgだとするとBMI指数の値は22.58。この数値、30代の女性として18.5未満は痩せ気味、18.5~25.0未満は“普通”であり、すなわち野呂は肥満ではなく“普通”ということになる。
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