恋人でもなく友達でもないセフレとの距離感って、どうにも難しい時がありますよね。最初は体の関係だけで満足していても、その後どちらかが恋愛感情を抱いてしまったらそれまで通りの関係は成り立たなくなります。また個人的にはセフレにプライベートまで深入りされたり、最初のセックスから「ロリルミの家に行きたい(もしくは自分の家でヤリたい)」と言われたり、向こうから連絡が頻繁にくると嫌気がさしてしまいます。わがままかもしれませんが、セフレとは付かず離れずの微妙な距離感を保っていたいんです。
なので、私の考える良好なセフレ関係を継続していくためには「相手がある程度ドライな感じであるかどうか」が、セックスの相性と同じくらい重要になってきます。適度な温度の人がなかなか現れず、悶々としていた矢先、あるセフレがそれらを兼ね備えていることに気付き「コイツは最高のセフレだ!」と思った出来事がありました。
ある週末のこと。私とセフレの竜太くん(仮名・27歳)は渋谷で飲んでいました。竜太くんとは月並みに友達の紹介で知り合い、半年前から1カ月に1回会ってセックスをしています。最近、加齢による体力低下でオールすらできなくなった私にとって、竜太くんとの多すぎないセックス頻度は実に丁度よく、また彼はほどよいデカチン具合だったので、ここ最近の性欲はもっぱら竜太くんによって解消されていました。
その日も、飲んでからラブホでセックスする流れだったのですが、だらだらと飲んでいたせいで、気づけば終電を逃してしまいました。最初からラブホに行くつもりではあったし、私も竜太くんも明日は休み。でもお泊まりまではしたくない気分。だって私たちはセフレですから。ということで、休憩で入室できるラブホを探していたのですが、どこも「この時間は宿泊のみです」と断られまくりました。深夜帯のラブホは宿泊のみになることがほとんどですから、当然の結果です。
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