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あたしの時間知りませんか?

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大学に言ってどう思う?と聞いたら書いてくれた手紙。気を使わせていたら申し訳ないわ(涙)

「わたしが大学に行ってどう思う?」と聞いたら書いてくれた手紙。気を使わせていたら申し訳ないわ(涙)

前回は沖縄のシングルマザー女子大生である私、上原由佳子の自己紹介をさせていただきました。今回から、私と娘ちゃんの生活を描きつつ、シングルマザーを取り巻く問題について考えたいと思います。今回は「何でこんなに時間ないんだろー(泣)」と思ったエピソードです。

少女漫画でよくある、パンを咥えながら通学路を駆け抜けるシーン。最近の上原は、パンではなくオニギリを片手にバス停まで走っています。まさに少女漫画のヒロイン的な生活をしているのですが、少女漫画のようには上手くいかないことだらけです。当然、十字路で運命の人にぶつかる! なんてことはありません。

どうして私が毎朝オニギリ片手に走らなくちゃいけないのか。それは、大学に進学してから、“時間”の使い方が大きく変わってしまったからです。

効率よく稼げなくなったら困窮フラグ立ったwww

今年3月まで地元沖縄で、夜間の定時制高校に通いながら、キャバクラで働いていましたが、4月に、娘ちゃんと私が小学校・大学に入学したことで、一日も出勤できませんでした。大学の宿泊合宿や奨学金の授与式に参加しなくてはいけないため、キャバクラに行くと娘ちゃんと過ごす時間が極度に減ってしまうのです。お恥ずかしいことに、4月は収入0円です♡ なんとか児童扶養手当と民間の給付型奨学金で生活はしていけるのですが……。

娘ちゃんと過ごす時間を作るようにしていると、途中で「あれ? このままだと夜働けなくね?」ということに気づきました。これは、かなり深刻な問題。月の収入が0円になるわけですから、近い将来、生活が困窮するのが眼に視えているわけです。

こんなこと夜間の定時制高校に通っていたときはありませんでした。高校生だった私は学校の授業が終わったら、そのままキャバクラへGO! な生活をしていたからです。夕方から深夜にかけての娘ちゃんとの時間は少ないけど、朝食を一緒にとる時間はあったし、出勤しなければ夜の時間も確保できたのです。ちなみに、普段は、80歳近い祖母に娘ちゃんを預けています。

しかし、今年の4月からは娘ちゃんも私もドキドキの1年生。夜間高校に通っていた頃と同じようにはいきません。大学で1限のある曜日が週3で、朝6時半に家を出ないと間に合わないですし、娘ちゃんの宿題・連絡帳チェックも欠かせません。キャバクラに出勤しようと思ったら娘ちゃんを寝かしてからメイクやら何やらしなきゃいけない。

出勤できたとしても、22:30です。「待て! 待つんだ! 明日、何時起きだ!?」と、天使な自分が耳元で囁きます。すると「5時起きだけど出勤しないと金ねーし!」と、もう一人の自分が返答します。そして、天使な自分が言うのです。「1限必修じゃん。必修落として留年フラグ立ったら学費どーすんの?」と……。

はい。目先のお金のために100万円近い学費を1年多く支払うわけにはいきません! 留年するわけにはいきません! それこそ、負のループです(苦笑)。

世間はきっと「そんなの自己責任でしょ」と冷笑を浴びせるでしょうが、「育児!」「仕事!」「大学!」の三点両立生活なんて、由佳子壊れちゃう♡

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上原由佳子

1988年生まれ。沖縄県在住。シングルマザー女子大生。女子力の欠片もなさを小学1年生の娘ちゃんから指摘される、どうしようもない系アラサー女子。

@yu756ka

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