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アラフォーNGファッションは? 老化を受け入れるためには? 加齢と美について考えるトピ3選

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Photo by Pavel Shahriar from Flickr

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 人間は皆等しく年を取り死ぬ。必ず誰でも向き合わなくてはならないのが“老い”である。内臓、血液、骨といった身体の老いで病気になったり事故に遭いやすくなったり。「体調はまだ大丈夫」「まだまだ若い」と思っていても、30歳を超え、40歳近くにもなれば白髪やほうれい線など“老い”のサインが表面に現れてくる。老いに抗っていつまでも若くありたいと思う方も多く、需要があるからなのだろう、アンチエイジングに関する医療進歩は目覚しい。一方で、年を重ねたなりの美しさを模索する方もいるだろう。今回は、小町における女性の美と老いについて取り上げたい。

老化していく自分を受け入れられません

 直球なタイトルに、アラフォーの筆者はトピ文を読むのをためらいそうになった。しかも最初に言っておくがこれは、トピ主レスがない。相談は投げっぱなしのまま終わっている。

 トピ主は42歳の独身女性(会社員)。「自慢になってしまうのですが、ずっと綺麗だとか可愛いって言われて男性にモテて、街を歩いても振り向かれ、そんな人生を過ごして」きたのに「30代半ば頃から老化が始まり今やもう見る影もなく年相応なおばさん顔」となってしまった。そのため「若くきれいだった自分はそこにいないことに落胆し、泣きたくなり、これからもっと老化が進んでいくと思うと生きていくのすらイヤに」なっている状態だ。どう気持ちを切り替えれば老化を受け入れられるか、という相談だ。

 若い頃に美人ともてはやされれば、老化もますます受け入れがたいのだろうか……これには“私も昔美人だった”女性からのコメントもチラホラと見られる。まずその名も「元美人」さんは「私も同世代の女性で、容姿に恵まれただけでなく裕福な家庭の娘で勉強も出来たので、男性にはチヤホヤされて育ってきました」と、リアルでこれ発言したらえらいことになりそうだな~という挨拶をカマし「年齢だけでなく出産したことで多少は体形も崩れ、子育てによる肉体的精神的疲労もありますが、それでも同世代の女性の中ではキレイです」と、ほかの同世代の女性よりも美しさを保てていることに誇りを持っているようだ。遺伝のため(??)、子供も容姿端麗なことが自慢の様子。容姿が並以下の筆者にはあまり参考にならないアドバイスだ。というかこれ、アドバイスなのか???

 他方、容姿にこだわり過ぎず内面を磨く事や人生を充実させるための何かを見つけるように促す声も見られる。「現在、趣味はありますか? お付き合いしている男性はいないのですか? 過去の栄光、それも容姿だけに捕われているなんて惨めなだけです。人生のシフトチェンジしないと」。また、「子供を産んで育てていたら、そういう悲壮感はないけどね」と、育児に奮闘して悩みを忘れろと提案している声もある。「同世代の既婚者、子供が二人も3人もいて家事育児仕事などにてんてこ舞いしていたらそんなこと考える時間もないのです」といった類のコメントがけっこう多い。トピ主の同世代女性というのは、“普通は”子育てに追われてそんなことを考える暇もないんだ、ということのようである。

なんだかずっと眺めていると「子育てに追われていると老いを忘れる」系のコメントが、“昔は綺麗だった独身アラフォートピ主”への対抗意識からのようにも見えてくる。同じことを思っている人もいたようで「『私は(家族を)持っているのよ』とでも言いたげに出てくるだけのレスが本当に多くて反吐が出ます。本当に充実している人って他者を見下すような発言をするものなんですかね?」との反論コメントも見られ、結局このトピ自体が女のマウンティング場みたいになってしまっていた。

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ブログウォッチャー京子

1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

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