“セックスでキレイになる説”がある程度信憑性の高いものだとしても、実際のところ定期的にセックスしている女性とそうでない女性の美しさに雲泥の差があったり、していないと女としてダメかというと、そうではないでしょう。いい例がこの私です。私は10年以上、定期的にセックスをしていますが、だからといってキレイではないし、女として合格か不合格かなんてわかりません。結局、美しさというのは個々の価値観によって変動する部分もありますし、その人の生まれ持った素地や、自分が理想とする女性像に近づくために日頃から高い美意識を持っているかどうか、そしてある程度自分に自信が持てる環境で充実した生活を送れているかどうかで決まるもの。セックスは関係ないんじゃないでしょうか。
とはいえ、「しなきゃいけない」派の女性たちが、「自分が女でいられて、キレイになれる(かもしれない)方法=セックス」と考えていることを否定はしません。プラシーボ効果のようなもので実際キレイになることもあると思いますし、セックスすれば危機感から解放され「ああ、しばらくこれで大丈夫」とストレスが軽減することもあるはずです。あまりにも「セックスしなきゃ女でいられない」という思い込みが強いと、パートナーがいない時に悩んでしまうことがあるかもしれませんが、自分にとってポジティブな効果があるならばセックスをどう捉えていようと自由です。そしてセックスの捉え方に限らず、自分が幸せを感じられる方法を知っている人は、楽しい人生を送れている人のように感じます。
何はともあれ、セックスがその人にとってプラスになることであったらいいなと思っています。
■Lollipop-Rumiko(ロリポップ-ルミコ)/通称ロリルミ。中学1年で済ませた初体験を皮切りにビッチ街道を突っ走ってきたが、ここ数年それに疑問を感じ始めている26歳。しかしまだ完全にビッチを卒業することはできず。好きな男性のタイプは、ちょっとSなクンニスト。最近の悩みは、夕方になるにつれてクッキリしてくるほうれい線と、過度の飲酒と白米の食べ過ぎによってできた腰回りのぜい肉。
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