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フリーランスの仕事をおすすめ出来ないいくつかの理由

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Photo by Gustavo Zambelli from Flickr

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 持ち家や自家用車をもっている人間にとって、5月というのは憂鬱な時期です。なぜかというと固定資産税だとか自動車税だとかの通知がお役所から届くから。毎年この時期に届くとわかっていても、いざ「◯月◯日までにXX万円払いなさい」と通知が来ると、不当でイレギュラーな出費をしているような気がしてなりません。

 しかしながら、わたしのような兼業ライターにとって、それに輪をかけて精神的にキツいのは、6月の住民税の通知です。一般的な会社員の方に置かれましては、すべて会社のほうで税金のあれこれをしてくれるから気持ちの共有が難しいかもしれません。なので、丁寧に説明しますが、兼業ライターが年間20万円以上の原稿料を得る場合、その報酬を雑所得として確定申告する必要があるんです。で、申告した結果、毎年6月の頭に「◯◯円住民税として収めてね。会社分の給与とは別に」という感じで通知がくるのです。

その原稿料、4分の1が税金です!

 なにがそんなにキツいかというと、この6月の通知が納税チャンスじゃないんですよ。そもそも原稿料って振り込まれるときに源泉徴収でいくらか抜かれているのです。自分の原稿に対する請求書と振込額を比べてみたら約10%は源泉徴収されている。さらには、確定申告時にも「雑所得から(住民税とは別に)国税である所得税を◯万円払いなさい」と言われます。

 そして最後にやってくるのが6月の住民税なわけです。毎月の源泉徴収、3月の確定申告、そして6月の住民税の通知。織田信長の長篠の戦いもびっくりなこの三段徴税により、手取は額面の3%ほどになっています。4分の一以上が税金でとられちゃっている。この際、リアルな数字出しますけども、わたくしは昨年度分の原稿料として335,000円あったんですが、最終的な手取りは245,401円という結果になっていました。

 時間差でくる徴税のうち、3月の所得税が21,800円、6月の住民税が33,600円。計55,400円ほどが体感的には「イタい出費」というわけです。

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カエターノ・武野・コインブラ

80年代生まれ。福島県出身のライター。

@CaetanoTCoimbra

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