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庵野秀明・安野モヨコ夫妻の深い愛情に学ぶ

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監督不行届

(安野モヨコ『監督不行届』祥伝社)

 20日に封切られたスタジオジブリの新作映画『風立ちぬ』で主演声優を務めた、『エヴァンゲリオン』で有名な映画監督・庵野秀明(53)が、プロモーションのためさまざまなメディアに顔を出している。

 18日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で、対談連載「阿川佐和子のこの人に会いたい」に登場した庵野秀明は、妻で漫画家の安野モヨコへの愛情を、臆面もてらいもなく、サラッと口にしている。

 同作では、婚約者を肺結核で亡くした作家・堀辰雄が実話をもとに描いた小説『風立ちぬ』をベースに、1920年代の日本を舞台に、主人公の堀越二郎(実在の零戦設計者)と不治の病を患った恋人・菜穂子の“大人の恋愛”が描かれているという。アニメキャラクターとしての堀越二郎の動きを見ていると、「もともと僕がモデルじゃないかと思うぐらい似てるんですよ」という庵野。同時に、恋人である菜穂子のしぐさも、「うちの嫁にすごく似てる」のだそうで、特に、菜穂子と二郎が二人でいる場面は普段の夫婦の様子とよく似ていて違和感なく演じることができたという。

 阿川が「『愛してるよ』というところも無理なくできたの?」と問うと、そこは嫁に見せるのが恥ずかしい場面だと言いつつも、庵野は「いつも言ってることなんで……。いや、いつもじゃない、たまにですけど(笑)。それを再現しただけだから、恥ずかしいですね」と話した。

 2002年に「ダブルアンノ」婚をして業界で大きな話題になったアンノ夫妻も、結婚生活は11年目を迎えている。モメることも当然ありつつ、夫婦での生活が心地よいようで、阿川が「本当に奥様がお好きなんですね」と茶化しても、庵野は「嫁さんが魅力的だからじゃないですか」「声を当てるときは全部嫁のことを思ってやってました」と淡々。

 この対談を終えて、阿川は庵野を「奥様から伺っていたとおり、初対面の人間に対してはどう見ても饒舌でなさそうな」警戒オーラを放つ人見知りだと言いつつも、「それほどの人見知りが奥様のことを語るときだけは見事に堂々としておられる」と評した。確かに、庵野秀明は、妻について語るとき、とても堂々としてかっこいい。

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