結婚は忍耐。ちまたで溢れかえる言葉ではあるが、この言葉ほど結婚生活というものを実に的確に表現しているものはないように思える。
夫と妻。互いに愛情がたっぷりとあり一緒にいて楽しい時期ならば両者とも自然と顔がほころび、その思いが積み重なって日々の顔つきにもでるもの。逆にお互い愛情が冷め、生活を続けることがひたすら忍耐としか思えなくなったとしたら……やっぱりそれも顔にでるのだろう。
そんなことを、先週6月23日発売の「女性自身」(光文社)二週合併号に掲載された、つちやかおり(50)の近影を見て考えてしまった。モノクロ記事の中でにっこりと微笑むつちやの顔は、とても50歳とは思えないほど若返っていて、どこかあどけなさが残るようと言ってもいいぐらいのピュアな表情を見せている。一年前に元夫でタレントの布川敏和(49)との離婚を発表した際の顔つきとは、かなり変わったように見えるのだ。
まだはっきりと思い出せる方も多いことだろう、あの突然の<妻主導>の離婚会見を。あれはなかなか衝撃的だった。布川への怒りなのか諦めなのか、やや不遜とも思える態度と表情で、マイクの前で布川に三行半をつきつけた、つちや。十年も前から離婚を考え続けていたというその顔には「好きじゃない人と生活を続ける苦悩」みたいなものが滲み出ているように見えたものだ。
その会見後すぐに、つちやと割烹料理店店主・Aさんとの不倫交際も発覚。つちやは「大切な人です」とAさんとの交際を認めるような発言をしたのだが……深夜に親密そうな様子で手を繋いで歩くツーショット写真が掲載されていたにも関わらず、当のAさんはつちやとの交際について周囲に「付き合っていない」と漏らし、報道が出たことで困惑しきっていたそうだ。
離婚会見→不倫報道→不倫否定と一躍時の人となったつちやに対して、ネット上では「勝手に付き合ってると思いこんで、離婚に突っ走るだなんて痛すぎる」「勘違いおばさん」などの罵倒が飛び交い、それはもう荒れたものだ。さらに、バツイチであるAさんが、元妻と<子供のために>再び同居をスタートさせるという話が持ち上がっているとの説まで登場し、つちやの空回りだったのかと思われた、が……。
1 2