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秋篠宮ご夫妻の銀婚式対談から学ぶ夫婦円満の秘訣

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『佳子さまご成年記念 秋篠宮家 25年のあゆみ』朝日新聞出版

『佳子さまご成年記念 秋篠宮家 25年のあゆみ』朝日新聞出版

 秋篠宮ご夫妻が結婚25周年の銀婚式を迎えられ、対談形式でこれまでの25年間の結婚生活の感想を発表なさっています。皇室の方々が、対談形式でこのような文章を提出されるのは異例とのこと。出会いから結婚までの経緯や、公務についての考え方、子供たちについて、そして自分自身をパートナーとして親として自己採点をおこなった全文をじっくり読みました。

 皇室の方々ですから夫婦生活や育児といった諸々の日常事に、一般人と異なる部分が多くあるのは当然ですが、まず、文書では紀子さまが夫である秋篠宮さまに対して尊敬語で接するものとなっていて、「ははあ~」と思わされました。ただ、丁寧かつ穏やかな表現のなかから察するお二人の夫婦生活には、普通の夫婦らしい部分・普通の人間らしい部分のほうが多いように思われました。

ギャップ萌え

 特にグッとくるのが、生物学の研究者でもある秋篠宮さまを20代の頃の探究心を失っていないと紀子さまが評されている部分。これを受けて秋篠宮さまは「(研究会に)出かける前と帰ってきた後とでは、テンションが違うと感じることがあるでしょう?」と問いかけるのです。ここで使われた「テンション」という表現、我々はごく普通に会話でもメールでも使用しますが、雅な方々もごく普通に使われるのだなと、単純に驚きを得ました。その後に、老眼が……とか、疲れが回復しない……と、さらに一般の50代っぽい話題が続いている。

 私は皇族の方々を神格化して敬うように教育された世代の人間ではありません。佳子さまが可愛らしくてフィーバーだそうだ程度のことは知っていますが、特別強い興味を持って皇室の動向を追った経験はないですし、週刊誌も読みません。ですから、皇族の方々に対して、好きも嫌いも考えたことがなかったのですが、この夫婦対談の“普通の人っぽさ”に自然と好感が湧いてきました。

 お二人は、パートナーとして/親としての自己採点を「優・良・可・不可」の4段階でしていらっしゃいます。「私の場合には限りなくボーダーラインに近い『可』といったところでしょうか(秋篠宮さま)」、「私も仲良く『可』にいたします。いろいろな可能性を秘めている『可』ということでいかがでしょうか(紀子さま)」と控えめにしているのもポイント高いです。

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カエターノ・武野・コインブラ

80年代生まれ。福島県出身のライター。

@CaetanoTCoimbra

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