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旅行の前に抑えておきたい水難事故対策

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Photo by Falcon® Photography from Flickr

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 暑い! 本日7月13日は、全国各地で35度以上の猛暑日を観測。東京も八王子市で37.2度を記録するなど、いまだ梅雨明けしていないものの、すでに夏の暑さが到来しています。

 夏といえば海。7月に入り関東の浜辺も海開きを迎えつつありますが、同時に水難事故のニュースも報道されるようになりました。

 例えば13日午前には、千葉県勝浦市で海開き前の海水浴場で21歳の男性が波にさらわれ行方不明になっています。海開き前のため、海水浴場には監視員がおらず、さらに当時は気象庁が波浪注意報を出していたとのことでした。

 海水浴場では、水質や水温、ゴミ清掃などを考慮した上で海開きが行われます。しかし、海開きしていない場合でも、特別な規制がなければ遊泳することは可能です。その代わり自己責任が原則となりますから、気象情報などをしっかりと確認して海に出るか否かを判断しましょう。

 気温の高い季節には残念なことに、海・川・湖などでの水難事故が起きてしまいます。毎年どれだけの水難事故が起きているのでしょうか? 今回は水難事故に関するデータを集めてみたいと思います。

水難事故は、魚とり・釣りの間に最も多い

 警視庁の「平成26年中における水難の概況」によると、昨年全国で起きた水難事故件数は1305件(水難者1491人)で、そのうち死者・行方不明者は740人でした。水難事故にあった人のおよそ半数が亡くなられていることになります。これらのデータは過去10年間、大きな変化はなく、同程度に推移しています。

 死者・行方不明者の出た水難が発生した場所は多い順に、

・海(52.7%)
・河川(29.5%)
・湖沼地(6.0%)
・用水路(10.1%)
・プール(0.9%)
・その他(0.9%)

 となっています。海と河川が死者・行方不明者の水難が起こりやすいようです。

 続いて、死者・行方不明者の行為(何をしている最中に事故が起きたか)について、です。

・魚とり、釣り(29.6%)
・通行中(13.9%)
・水泳中(10.1%)
・水遊び(8.6%)
・作業中(6.1%)
・水難救助活動中(1.1%)
・陸上における遊泳スポーツ中(0.9%)
・ボート遊び(0.5%)
・その他(29.1%)

 私は「水泳中」が最も多いのではないかと予想していたのですが、「魚とり・釣り」が最も多く、続いて「通行中」でした。「通行中」とは主に、通行中の転落事故を指すとのことです。この傾向は平成25年と比べて変わりなく、毎年同じような水難事故が、同じような場所で、同じように起きていると考えられます。

 年齢層については、子供(未就学児童、小学校、中学校)が5.5%、高校生またはこれに相当する年齢の者が1.5%、高校卒業以上に相当する年齢以上65歳未満が45.5%、65歳以上の者が47.6%となっています。それぞれの母数が大きく異なるため、どのように比較すべきか悩みますが、このデータから見えてくるのは圧倒的に高齢者の水難事故が多いということです。

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