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すてき部屋着は不要。自分の肉体を知り、触れてこそエロくなる

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彼氏がいようといまいと、ビッチだろうと喪女だろうと、どんな女性のもとにも“独り寝”の夜はあります。丸ごと自分だけに使える貴重な時間、ぼやぼや過ごすのはもったいない。オナニー(ONN)、妄想、オトナのオモチャ……明日の、そして未来のエロライフに繋がる“攻め”の独り寝を、独り寝ニスト&バイブコレクターの桃子が提案します。

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Photo by Darion Brickell from Flickr

 生意気ながら私、2010年に単行本を出しています。69本のバイブをあーだこーだ解説した1冊ですが、そのカワイさを余すところなく伝えるべく、「フルカラーにして!」と出版社にお願いしました。すると、編集サンの回答は「その代わり桃子サンの姿も晒してください」とのこと……。一般人である私は世間さまに顔出しできないし、見たい人がいるとも思えませんでしたが、フルカラーのためにギリギリまでは晒す決意をしました。

 そして編集サンと一緒に向かった先が「ジェラート ピケ」。すてき女子の定番、おっしゃれ~なルームウェア・ブランドです。「ふつうの女の子が部屋で過ごしている風景」に合う“衣装”を探しにきたのです。その部屋にバイブだのローターだのがある……というコンセプトでした。できあがった写真を見るとジェラートピケ、すてきでした。私自身はともかく、衣装は光っていました。

 でも、私はかねてから、このブランドに複雑な思いを抱いていたのです。だってそれまでは、部屋着ってすてきじゃなくてもよかったでしょう? ちょっとくたびれたTシャツとか、戦力外通告されて外で着なくなったカットソーとか。または、中学時代のジャージという人もいると思いますし、ユニクロが主力ブランドでしたよね。それでこそ、リラックスできたのです。なのに、ジェラートピケの台頭によって「家のなかでも気を抜くな! 常にすてき女子でいろ!」という世の中に……。カワイイ部屋着への憧れとは裏腹に、独りのときぐらいだらけていたい~というのが本音なのです。

部屋着はおしゃれじゃなくてOK!

 明日のエロを作る独り寝において、部屋着はさして重要ではありません。私は海外のセクシーランジェリーが好きで、たまにネットで購入しますが、手元に届いたらすぐに着たくなるのが女心。ところが試着した途端に、あれこれ妄想がふくらんでONNスタート! 勝負の日を待たずに、ランジェリーを汚してしまうことがあります。

 かと思えば、くたびれTシャツの下に着けた楽ちんスポーツブラで妄想が発動し、「アスリート少女×コーチ」の設定でONNが捗ることもあります。自分の手でブラをずり上げたり、ね。少女じゃねーだろというツッコミは無意味です。妄想は、なんでもあり。スポーツブラだって、一種のコスプレとして“使える”アイテムになりえる世界です。

 これがおしゃれなルームウェアだと、かえって妄想のエンジンがかからないんですよ。ここでいう“すてき”には物語性を感じられず、エロとのあいだに埋めようのない溝が見えるのです。

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桃子

オトナのオモチャ約200種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。

@_momoco_

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