カルチャー

プロ彼女は「合コン中に2回以上ヘアチェンジ、地方出身者を狙う」の暴論

【この記事のキーワード】
Photo by Patricio Mercado from Flickr

Photo by Patricio Mercado from Flickr

 26日放送の『ホンマでっか!? TV』(フジテレビ系)にて、“プロ彼女”が取り上げられた。

 プロ彼女とは、潔癖症気味で女に与える条件が厳しいことで知られるロンドンブーツ1号2号・田村淳(41)が一般女性(後に元モデルだったことが発覚)との結婚を発表した時に、コラムニスト・作家の能町みね子が「彼女は一般女性というよりはプロの女性」と評したことから生まれた言葉である。

 この時点では、「肩書きは一般人ながら芸能界に近い人脈をフル活用し、有名芸能人と結婚した女性」を指す言葉であったが、その後「女子力が高く恋人や夫にとことん尽くす女性」を指す時にも使われるようになり、「誤用だ」との指摘も出ていた。

 さて、同番組では、このプロ彼女という言葉をどう定義づけていたかというと、「完璧すぎて怖い女性」。当初の意味からかなり転調しているが、これに当てはまる女性の行動パターンやタイプを結婚や恋愛の専門家たちが挙げていった。

【ホンマでっか的プロ彼女の特徴】
「キスする練習をしてそれを自撮りして顔が完璧か確認する」
「鏡を見ながら自分が食事する姿をチェックする」
「時計を見て一定の時間が経過したら化粧等を直しに行く」
「毎週男性誌を5誌以上買う」
「毎日6時間美に費やしている」
「合コン中に2回以上髪型を変える」
「男性の母親を徹底的に調べあげる」

 さらには、「地方出身者で一代で富を築いた男性を狙うプロ彼女がいる。地方出身者は都会ではアウェイなので付け入る隙がある。元々東京の男性は女性を見る目が肥えているので」といったエピソードも。

 「プロ彼女=完璧すぎて怖い女性」という意味からして、すでに本来の言葉の意味とは全く異なるものになっているが、今回挙げられた項目に当てはまる努力(?)で果たして「結婚相手として(男にとって)完璧な女性」になるかというと……。そうとも思えない。合コン中に2回以上髪型を変える=見た目に変化を出して男性を飽きさせない工夫をする=完璧と言いたいのかもしれないが、現実的に考えて合コン中に何度もヘアチェンジをしたところで男性陣は気付かないか、「?」といったリアクションになるのではないだろうか。また、「女性を見る目が肥えている東京の男性ではなく、付け入る隙がある地方出身者の男性を狙う」は、東京の男性=女性を見る目が肥えている、地方出身者=隙があるという偏見でしかない。番組は、プロ彼女を「腹黒い=男は気をつけろ!」というところまで意訳してしまっている。まあ、どう定義付けられようと当のプロ彼女にとってはどうでもいいことだろうが……。

 似た話で、かつて伊集院光(47)がラジオで、「中2頃の思春期に見られる背伸びした言動」という意味で“中二病”という言葉を使ったが、それが徐々に意味を変え、夢見がちな言動を揶揄するネットスラングとして使われるようになった例もある。プロ彼女の新たな使い方について発案者である能町はTwitterで異議を唱えたが、最終的に「ま、Eテレがしっかりやってくれたし、もうどうでもいいんじゃないでしょうか……」と締めている。そう、プロ彼女については7月にEテレの番組『ねほりんはほりん』が詳細に特集している

 そもそも今回『ホンマでっか』で語られたプロ彼女は、プロ彼女というよりも、単純に「婚活に力を入れている女性」あるいは「べらぼうに美意識の高い女性」というだけでは……。普通に考えて、毎日6時間以上美容のために使う時間のある女性なんて、叶姉妹ほどのセレブくらいしか思い浮かばない。どうせ特集するのであれば、ロンブー淳の奥様に密着取材したほうが話題になったのではないだろうか。
(シュガー乙子)

[PR]
[PR]

messy新着記事一覧へ

叶恭子の美しすぎる奇跡のセレブ肌を貴方に 「美は1日してならず」