インタビュー

男子からの「好き」を集めて自己肯定の材料にしていた。元サークルクラッシャー・鶉まどかの考えていたこと

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鶉まどか

鶉まどか『岡田斗司夫の愛人になった彼女とならなかった私 サークルクラッシャーの恋愛論』コア新書

 サークルクラッシャーという存在がいます。何らかのコミュニティを、主に恋愛関係によってぶち壊す(=クラッシュする)人のことで、そのほとんどが女性を示しています。とはいえ、私自身が通った大学で所属したサークルにサークラらしき影はなく……その後に就職した先にも「クラッシュしてやるぞ」と意気込む女性の気配はまったくなく……半ば都市伝説的な存在なのかな、と勝手に思うようになっていました。それだけに、7月に上梓された『岡田斗司夫の愛人になった彼女とならなかった私』(コア新書)は衝撃でした。

 著者の鶉まどかさんは、サークルクラッシャーでした。どのようにしてサークルをクラッシュするのか、どうしてクラッシュするのか、サークラに惚れちゃう男性の特徴やサークラの方法論などなどが書かれた本書は大変興味深い。同時に、ここに描かれる社会現象は、サークラに留まりません。タイトルに「愛人」とあるように、権力者に口説かれて愛人化してしまう若い女性たちに対しての警鐘も鳴らしています。

サークルはどこにでもある

鶉まどか

鶉さんです。顔出しでこの活動ってゴイスー!

――鶉さんは、ブログにて「サークラの極意」をこつこつ書き溜め、今回この本にまとめたんですよね。まず最初に、鶉さんが渡り歩いた「サークル」についてお伺いしたいのですが。鶉さんがサークラしていたのは主に大学生時代ですが、対象となったサークルは大学のそれだけじゃないんですよね。

鶉 基本的にオタサーですね。アニメとかゲームとか。大学とか会社とかの所属先は関係ナシに、オタク趣味の人が集うサークルってたくさんあるんですよ。もともと、私がアニメやゲームを好きで、少しは知識があったのでわりとすんなり入りやすかったです。多分これが鉄道オタクのサークルだったら、私は入れなかった。

――知識を一から頑張って覚えないといけないから?

 そうです、覚えなきゃいけない。無理だなって。アニメとかゲームが好きな子って自分から能動的にその趣味を選択していない人が多いんですよ。何でかと言うと、アニメって、初期投資がいらないじゃないですか。まぁゲームは多少かかるんですけど。

――テレビでやってますもんね。

そう。アニメを放送時間に視聴して、Twitterで「〇〇たん萌えす~」って実況ツイートしていれば友達が出来るじゃないですか。

――じゃあサークル入りするきっかけは常にネットのTwitterとかですか?

 Twitterとか、ちょっと昔ならmixiとか。あとは普通に、インカレみたいな複数大学のオタサーみたいなのがあったりして。

――インカレのオタサーっていうのもあるんですね。

 そうなんです。インカレって言うとオシャレですけど、単純に学校の枠を超えたオタサーみたいなだけです(笑)。いろんな大学のオタクが集まってるっていう。それから私は一時期、同人活動というか、小説の二次創作をしてコミケに出展していたんです。だから同じように同人誌をつくっている人とか、私の小説を読んでくれた人とかと「じゃあコミケ終わったら打ち上げ行きましょう」ってなって飲み会になって、ユルく繋がったり。

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