全部足すと……
あまりに大雑把な計算過ぎて、こんな計算しかできない自分の将来が心配でしかたありません。というか、すべてを足す前から、もはやこの額を払うための年収って相当必要だということはわかりきっている。うだうだ言っても仕方ないのでさっさと合計します。
●11.2万円(家賃)
●12万円(生活費)
●4万6843円(学費)
●7万1429円(イベントと将来貯金)
合計 35万272円
とっても甘く見積もって、月に手取り35万272円の収入が必要という計算になります。額面から、健康保険料、厚生年金保険、所得税を引いて35万272円となるためにいくら必要になるのかを「機能研究所」のサービスを使って計算しました(扶養家族2名で、控除やらなんやらは置いておきます)。
すると額面40万6839円から……
健康保険料 月1万6810円
厚生年金保険 月3万16円
所得税 7300円
を引いて、35万272円となるようです。
つまり私が専業主夫をやるとしたら、妻には額面で月40万6839円稼いで貰う必要がある。年収にしておよそ500万円が私の理想の生活に必要な額のようですね。あっあと住民税も払わなくちゃいけませんね。これにはボーナスが含まれていないので、冒頭で紹介したtogetterにある年収600万円よりはもっと低い額になるのかもしれません。めちゃくちゃ適当な計算ですから、実際はもっと必要なんでしょうけど。
現実的には難しそう
じゃあ年収500万円の女性ってどのくらいいるんでしょう。「平成25年の民間給与実態統計調査」によれば、年収500万円以上の女性の割合は給与所得者の10%程度。できれば同程度の年齢の方と結婚したいので、実際はこれ以上に少ないんでしょうね。出会える気がしません。出会えても、相手にメリットを感じてもらう自信がない。
仕方ない。どこかを削らなくちゃいけない。でもどこを削れるのかがわからない。なぜならあまりに大雑把な計算のため、なにが正解で何が間違っているのか現時点でも曖昧なのです。すでに自分の生活能力のなさ、人生設計のめちゃくちゃさを後悔しています。
さらに、これまでの話を全部ひっくり返すようで申し訳ないのですが、私、別に働きたくないわけじゃありません。そんなに高収入は見込めないけれど、人並みには稼ぐことはできている(はず)。ということは、もし未来の妻が、年収500万ではなく、年収300万程度だったとしても、夫婦で年収500万円は簡単に超えることができるんです。これまでの計算があまりにも甘く、プラス100万円くらい必要だとしても、なんとかやっていけるような気がします。
……というわけで、チェックシートから真っ先に外すのは「専業主夫」という項目というのが私のアンサーです。これは「専業主婦・主夫なんて無理だよ、現実みろよ」という主旨の記事ではありません。私だってできることならしたいし、実際にしている人もいる。でも、なんとなーく夢見るよりは、現実的に可能なのかを計算してみたほうがいいでしょう。それに「専業主婦・主夫」を理想としていなくても、自分の人生にこれからどれだけのお金が必要となるのかを知るために、(筆者のようにめちゃくちゃ曖昧でもいいので)計算をしてみると、いろんな意味で現実を知ることができるように思います。まずは家計簿をつけてみよう……。
(門田ゲッツ)