連載

中卒シングルマザーが大学進学の決意を明かしたときの、親族の反応

【この記事のキーワード】
勉強中……

勉強中……

 「りぼん」(集英社)9月号付録の漫画家セットを手に入れ、「幼い頃を思い出して漫画家を目指すね!」と、母に電話したら「あんた絵が下手なのに、まだそんなこと言ってるの?(爆笑)」との返答をいただきました。翼が折れたエンジェ……じゃなかった。心が折れたシングルマザー女子大生・上原由佳子です。

 皆様は、どんな夢や希望を持って育ちましたか? 上原は夢がコロコロ変わる子でした。ドラマ愛犬ロシナンテの災難を観て「獣医になりたい!!」。近所の弁護士のオジサンに褒められて「弁護士になりたい!!」。漫画の影響を受けて「デザイナーになりたい!!」、「漫画家になりたい!!」。ハリーポッターに憧れて「魔法使いになりたい!!」。どれもこれも本気だったし、両親が応援してくれることもあれば、祖父母や伯母と叔父が応援してくれることもありました。

 さて、今回は未だに夢見る少女(?)上原が「大学進学を決めたときの身内や周囲の反応」を紹介したいと思います。

大学進学に理解のあった親族たち

 夜の仕事に就いていたり、10年近く中卒だったのは、上原家で、上原と上原弟だけです。他の親族は高卒でも大手企業に就職している。もしくは公務員。あるいは大卒か専門職です。そのため、大学進学を決めたときの身内の反応は意外と良いものでした。

 例えば祖母は、「子どもいるから高卒で就職した方が現実的だけど、勉強したいなら出来るだけサポートするね」と言ってくれましたし、叔父は「え!? おれ大学院いきたい! 1年勉強したら院試大丈夫かな……」と、よく分からない反応をしていました(笑)。家族から反対されることはなく、いや、むしろ協力してくれたように思います。「大学院に行きたい」と言い出した叔父に関しては毎週末勉強をみてもらっていました。

 要するに上原家の人々は、「勉強したい人はしたら良い」という価値観を持っていたため、9年遅れで大学進学を目指すことにした上原の決意をすんなり受け入れてくれました。

1 2

上原由佳子

1988年生まれ。沖縄県在住。シングルマザー女子大生。女子力の欠片もなさを小学1年生の娘ちゃんから指摘される、どうしようもない系アラサー女子。

@yu756ka

[PR]
[PR]

messy新着記事一覧へ

最貧困シングルマザー (朝日文庫)