また、今年6月に、朝日新聞が『パパとお風呂、いつ卒業』と題した記事を掲載している。一部引用させてもらうと、「父と娘の場合、9歳で一緒に入っている親子は約半数、11歳で大きく減って1割程度に、中学に入る13歳では約1%に。母親と息子の場合は、11歳で2割以下に、13歳で約1%になる」(「風呂文化研究会」事務局・東京ガス)。同記事にコメントを寄せた、教育心理学が専門の桜美林大学・山口創教授(47)によれば、「思春期を迎え性の成熟が促される11歳ぐらいがお風呂自立の時期と考える」とのこと。であれば、「8歳の娘・4歳の息子」と三人で入浴する田中の場合は“セーフ”かもしれないが、あくまでこれは一般論でありケースバイケースなのは言うまでもない。7歳でも「一人で入りたい」と望む子供はいるだろうし、10代でも異性の親との入浴に抵抗を覚えない子供もいるだろう。
さらにいえば、「家族なら裸を見せてもOK」と考える人たちがいることもまた事実で、タレントの加藤紀子(42)は「21歳まで父親と一緒にお風呂に入っていたが、友達に『おかしい』と言われてやめた」。最近ではSKE48の古畑奈和(19)が「いまでも父親と一緒にお風呂を入っている」と話し、また平愛梨(30)の妹である平佑奈(16)は「高校入学を機に父親とのお風呂を卒業した」という。
もし娘側に恥じらいが芽生えて父親との入浴を拒否した際に、父親や母親が「家族なのに一緒にお風呂に入るのが恥ずかしいなんておかしい」と入浴を強制するとしたら問題だが、現時点で田中・山口家の事情に周りが口を挟むのはおかしいだろう。再婚しステップファミリーとなった彼らの家庭が、穏やかなものになることを願う。
(シュガー乙子)
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