リング部分を男性器の根本に装着してスイッチを入れると、上部の平たい部分がローターとなっていてブルブル振動します。この種のグッズ自体は、実はそれほどめずらしいものではありません。が、ローター部分がぼこっと膨らんで立体的になっているものが多く、総じてクリへのフィット感がいまひとつで、いままで継続して使用したものはありません。そこにきて、このSVRはローター部分に平たさが最大の肝! 彼のペニスに装着したうえで、ぎゅーっと結合部を押し付け合うと、絶妙にフィットしてくれるのです。
その前に、挿入時点に話を戻させてください。私はかねてから、バイブとペニスの物理的な違いを、「人体では不可能な〈振動〉という動きを愉しむのがバイブ」「ペニスには体温がある」として、両者の気持ちよさをまったく別もの、としてきました。ところが、このグッズを使うとペニスが振動するわけですよ。そりゃ、直接モーターを搭載したバイブと比べると振動は微弱です。でもペニスを小刻みに震わせるには十分です。ローターとバイブ、それぞれのよさが融合しているとなれば、気持ちよくないはずないでしょ!
新しい絶頂感に出会ってほしい
そして繋がったそばから始まるクリ刺激。振動は5段階+リズム2パターンなのですが、ぎゅっと押し付けられているときは、最弱の振動でもかなりキます。中と外、両方から攻め立てられて、もう頭が真っ白に……。このとき、パートナーにはできるだけ腰を小さく振ってもらいましょう。ストライドが長いと、どうしてもローターが離れてしまうので、快感に集中できません(ペタンペタンというマヌケな音もします)。私は特に膣の奥=ポルチオで感じるので、大きなピストンではなく、奥にぐりぐりペニスの先端を押し当てるようにされるのが好きです。
振動を強めると、情けないことに私はすぐイッてしまうのです。振動レベル2でもう昇天まっしぐら! 敏感な方であればレベル1でも同様の現象が起こると思わますので、長く愉しみたいなら、途中で彼に身体を離してもらうか、自由に腰を振ってもらうかして、いったん密着度を下げます。そして、そろそろイキそう……というときに、ここぞとばかり抱きしめてもらい、ローターをフィットさせる。こうするとかなり高確率で、めくるめくダブルイキが訪れるでしょう。
「中イキしたことなくて物足りない」女性にも、「ふだんからばんばん中イキしますけど?」という女性にも、どちらにも試してほしい! クリイキとも中イキとも違う、目覚ましい快感を体感してください。きっと、快感に優劣をつけること自体が無意味だとわかるはずです。
また、このSVR、男性にとっては「リングがはまっているから根本まで挿入できない」とのことなので、早漏気味の男性にも役立ちそう。そうでない男性だと不完全燃焼感が残るかもしれないので、自分がダブルイキできた後はすみやかにリングをはずし、彼のターンにしてあげましょう。
(桃子)
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