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元ゴミ屋敷の住人が考える「生き延びるためのゴミ屋敷」

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かばんの中も汚い……。

かばんの中も汚い……。

 「ラジオでさ、過干渉の親に育てられた子どもの症状の話をしてたんだけど、あんたの話かと思った(笑)。ママ……過干渉だったんだね!」母が今更感のある話をしていました。シングルマザー女子大生・上原由佳子です♡

 上原は部屋の片付けが苦手です。娘ちゃんからは「かぁかは片付け出来ないし、電車の中で寝るし……大人でしょ! しっかりしてよ!!」とダメ出しされるし、幼馴染みのサラからは「由佳子が再婚するなら片付け好きな男性が良いね♪」って言われる。そのくらい片付けができません。付き合いの長い人ならさておき、1回しか会ったことない、しかも居酒屋で飲んだ程度の担当編集ですら突然「上原さん、片付け苦手でしょ」と言い出す始末。相当な「片付けできないオーラ」を身にまとっているようです。

 でも、そんな上原だからこそ「貧困とゴミ屋敷」と「ただのゴミ部屋」の区別ができます(ドヤァ)。というのも、上原……ライフラインが全滅していた頃、ゴミ屋敷で生活していました。そりゃあもう、雨風凌げるだけで、下手すると衛生面は外の方が良くね? みたいな感じの家です。

 ということで、今回は「貧困とゴミ屋敷」について書いてみたいと思います。

上原のゴミ部屋っぷり

 片付けの出来ない上原でもちょっとしたこだわりがあります。それは、「生ゴミを放置しない」ことです。ヨーグルトやカップ麺の容器は、必ずゆすいでから捨てますし、スーパーのお弁当は、容器を洗ってから捨てます。そして生ゴミはゴミの日まで冷凍庫に入れています。腐る前にフリーズしちゃおうぜ! だって、汚いもん!!! 的なノリでやっているくらい、生ゴミが嫌いなんです。沖縄は暑いから腐るのが早い気がするし……。しかし、それ以外の片付けは出来ません。まったく。

 具体的に、どういうことかと言うと……。洋服は脱いだら脱ぎっぱなし、本は読んだら出しっぱなし、ビニール袋や漫画もその辺に放置。まあ、簡単に言うと、腐らない物なら何でも散らかしっぱなしにしてしまいます。そのため、上原の勉強部屋はいつも「足の踏み場がない!!!」と言われています。でも、寝室とか、娘ちゃんが使う部屋や祖母との共同スペースは、散らかってないですし、不潔じゃないですよ。一緒に掃除しているので。ただ、繰り返しますが、上原の勉強部屋は汚い。とっても。

 そんな散らかりまくっている上原の勉強部屋ですが、以前住んでいたライフラインが全滅した家(持ち家)はさらに酷かった。娘ちゃんを出産した後からは、今も住んでいる祖母宅で暮らしていたので、ライフラインが全滅した家は放置していました。流石にまずいと思って片付けに行ったとき、久しぶりに家の中に入って愕然としました。家の中に入った瞬間に舞い上がるホコリ。目の前に広がる生ゴミと悪臭。しかも飼い犬の糞尿の臭いも家に染み付いている。吐き気がするほど。

 マスクをして奥の部屋に進むと、洗濯物干しにビニール袋に入った弁当のゴミが干されていました。なぜ(爆笑)。ここでマタニティライフを送っていたなんて、上原すごい!!! 今の上原には無理です。

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上原由佳子

1988年生まれ。沖縄県在住。シングルマザー女子大生。女子力の欠片もなさを小学1年生の娘ちゃんから指摘される、どうしようもない系アラサー女子。

@yu756ka

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