二年ほど前に都内の立ち飲みバーで出会った男性と、先日たまたま再会しました。
彼に近況を伺ってみたところ……
ノンケ男性なのにレズビアン(以下ビアン)バーをオープンさせたとのこと!
なぜ彼が? 何のために? お店はどこにあるの?
などなど、気になることが山ほどあったため、早速インタビューさせていただきました!
その男性とは、株式会社COZYの代表取締役兼、株式会社エコ配の取締役でもある福井康司氏。
大阪府大阪市出身
1975年4月13日生まれ
立命館大学経営学部卒業
大学時代にバーでアルバイトを始め、在学中に京都・木屋町にてショットバーを開店。
バー経営を続けながら、野村證券に新卒入社し上京。
以後、野村證券退社後もエコ配役員等の東京での仕事は継続しつつ、京都ではビアンバーやスペインバル、居酒屋など合計10店舗の飲食店を展開中。
来春までには、さらに飲食関係5店舗を開店予定とのこと。
――そもそも、どうしてビアンバーを立ち上げたんですか?
F 僕の経営するお店に良く来てくれていたビアンの女性がいたんです。その人と「新宿二丁目や大阪堂山にはビアンの店がたくさんある。でも、京都のビアンの子たちは終電を気にしながら飲んでいて可哀相。いつかは京都でビアンの店ができたら良いな」という話になり、「じゃあ今すぐやろう!」と、その場でお店を作ることを決めました。
――さすが、できる経営者は決断が早いですね! ノンケの男性としてレズビアンの女性たちに関わってみてどう感じましたか?
F 上手く言えないですけど、最初は僕自身、変な偏見があって……。以前の僕は、まずはセクシャルな部分を考えてしまって「なんか怖い」「不思議」「イヤらしい」「普通じゃない」みたいな……。でも当たり前ですけど、話してみると普通なんですよね。みんな昼間は普通に働いてるし、仕事に対しても本当にみんな真面目で。関わっていくようになってからは、ビアンだってストレートと同じく、根底には気持ちの繋がりがあって「あっ、僕らと一緒や」って気付いたんです。
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