さらに、V6の岡田准一が他の後輩以上に伊野尾のことを特別かわいがっており、『24時間テレビ』の番宣で、「今日も朝から抜群にかわいい」と絶賛したうえ、「基本眠そうな顔してる。それがかわいい。“お眠男子”」とベタ惚れ。確かに眠そうな表情をしていることの多い伊野尾、その危うさが“ほっとけない!”と思わせるのだろうか。千原ジュニアも「収録で一緒になったときにかわいすぎてずっと見つめてしまった」「家賃とか払ってあげたい」と、伊野尾の魅力に取り憑かれてしまっていることをトーク番組で明かした。年上男性を魅了する「かわいさ」を持っているようだ。「週刊女性」(主婦と生活社)の記事では、「岡田クンが可愛いと誉めた役者はその後ブレイクするという定説がある」と、福士蒼汰や染谷将太の例を挙げ、伊野尾の大ブレイクは近いと予言する。ちなみに岡田が後輩の中で一番かわいいと思っているのは、櫻井翔だそうである。
さらに、伊野尾の属するHey!Say!JUMP自体も、結成8年目にしてようやく盛り上がってきた。他のグループ同様、鳴り物入りで華々しくデビューしたものの、メンバーの喫煙スキャンダル(無期限活動休止)によりケチがつき失速。さらにここ最近はほかのメンバーも女優との熱愛、同棲報道などが相次いだ。結果、遅れてデビューしたKis-My-Ft2に人気を奪われてしまう。それでもシングルCDやアルバムをリリースすれば、必ずオリコン初登場1位を獲得する安定感はあったが、いまひとつくすぶっている感が否めなかった。
だが昨年、ジュリー派閥のグループに編成されたことで状況は好転。昨年4月から有岡大貴と八乙女光が『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)の火曜レギュラーに起用され、同年10月にレギュラー番組『リトルトーキョーライブ』(テレビ東京系、現在は『リトルトーキョーライフ』に改題)もスタート、今年7月から深夜ながらもレギュラーのロケ番組『いただきハイジャンプ』(フジテレビ系)が始まるなど、活躍の場は明らかに増えている。つい先日リリースされた新譜「キミアトラクション」は、初週20.3万枚を売り上げ、前作「Chau#/我 I Need You」の初週14.7万枚を大きく上回った。
07年の結成から8年目にして、ようやく爆発できそうなHey!Say!JUMP。ジャニーズはSMAPやTOKIOはじめ、30~40代になっても第一線で活躍し続けるグループを多く輩出しており、8年目といえども20代のJUMPメンバーはまだまだ若い。このままの勢いでブレイクを達成し、息の長い活動をしていってほしいものだ。
(犬咲マコト)
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