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ピルや女性器も⁉︎ 日本はセクシーゾンビが流行したけれど…進化し続ける本場アメリカの仮装

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Photo by JennyOm from Flickr

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  日本でも一部地域で定着して来た感のあるハロウィン。仮装する人たちが増え、今年も大きな話題になりましたね。

しかし、本場アメリカのハロウィンは、こんなもんじゃない!

日本では、仮装する人は主に若者と子供たちに限られていますが、アメリカでは、赤ちゃんから大人まで、全世代が仮装して大騒ぎ! 今年のハロウィンでも、生まれたての赤ちゃんから65才の知人まで、みーんな仮装していました。さらに、家に加えて、オフィスまでも、徹底的にデコレーションします(数年前、動画配信サービスを行うHuluのロサンゼルスオフィスを訪れた際には、“Huluween”と称して、オフィスの中に蜘蛛の巣が張られたり、骸骨が置かれたり、かなり凝ったデコレーションがなされていました)。

 今回は、そんなアメリカを中心に話題になったハロウィンのトピックをいくつかご紹介します。

2015年ハロウィンでバズった広告

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 アメリカの大手リテーラーTarget(*1)のハロウィンの広告に登場したのは、大ヒット映画「アナと雪の女王」のヒロイン・エルサのコスチュームを着た、杖をついた女の子。

 この広告は、足に障がいを持つ女の子のお母さんが感謝のメッセージとともにFacebookに投稿したところ、大きな共感を呼び、瞬く間に6000回もシェアされました。

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「Dear Target, I love you.  杖をついている子どもを広告に起用してくれて本当に感謝しています。しかもそれが(人気の)エルサだなんて。……(中略)。障がいを持つ子どもを広告に起用することで、彼女達が社会に出た時に、奇異な目で見られることが減るでしょう。子どもの障がいをノーマライズすることはプライスレス!」

  この一連の流れは、女性誌コスモポリタンのウェブ版や、イギリスの新聞テレグラフなど、多くのマスメディアでも取り上げられ、大きな話題に。

 他民族国家のアメリカでは、広告から教科書まで、人の写真を使う際には、様々な人種を入れるように配慮されています 。マイノリティを含めないと、彼らを軽視、差別しているという印象を与えてしまう恐れがあるからです。ただ、障がい者が広告に登場することは極めて少なかった。だからこそ、この広告は今までの常識を覆す素晴らしい試みとして、大きな話題になったのです。

 この件に関し、Targetの担当者はツイッターで、「我々の広告チームは、全てのゲストを広告に含めるよう努めています」とコメント。実際、Targetは、数年前にはダウン症の子どもを広告に起用したり、今年、プラスサイズ(大きなサイズ)の服のラインを改良した際は、プラスサイズの男性モデルを広告に起用するなど、今まで広告に登場しなかったマイノリティを積極的に登用することで、マイノリティへの偏見をなくすことに貢献しています。

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コーエン藍

日本やアメリカ、ヨーロッパの大学でジェンダーを学ぶ。 現在は外資系企業でマネージャーとして勤務する30代日本人女性。

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