またジェイミーのいうとおり、大陸や台湾からの参加者の姿もありました。政治的には緊張している中国と台湾ですが、LGBTは香港をハブに連帯しているのがわかり、久保樹も胸アツです。そして何より嬉しかったのが、韓国のような妨害勢力をまったく見かけなかったこと。警官に文句をいってるオッサンはいましたが、パレードそのものではなく交通規制が不満だったようで、沿道の人たちも温かいまなざしで見守っていました。
途中離脱orタクシーで併走というズルはおかさずに付いていくこと約2時間、ようやく天馬公園に到着。ここで流れ解散かと思ったのもつかの間、ステージではライブが始まり、さらに企業ブースでは大サンプリング大会が始まったではありませんか! スタンダードチャータードはジュースとエコバッグ、J.P.モルガンはレインボーロゴのストラップを配りまくり、シティバンクはプレゼントが当たるくじ引きをはじめる始末!
アジア各国、それぞれのパレード
奥様はポケットwi-fiを、久保樹はなぜかBIG BANGのクマのぬいぐるみ(SOL仕様)をいただいてしまいました。ほかにもワインやわたあめを無料で配っていたり、コンドームの自販機(もちろん無料)が登場したりと、とにかく物量作戦がハンパない! これが目当てで参加する人もいるんじゃないの? と邪推してしまうほど、たくさんのお土産をいただいてしまいました。
あらためて各国のパレードを比較してみると
・日本=サウンドカーやパフォーマンスが豊富で、年齢層やや高め。きっちり歩く印象。
・韓国=妨害勢力がハンパない。しかしその分めっちゃ燃える。すべてがテンション高め。
・香港=何かとゆるいけど、いい感じのまったり加減。年齢層若め。企業グッズたくさん。
といったところでしょうか。終了後の発表によると、今回は9,500人が参加したそうです。
奥様は「いいパレードだった~。来年も来たい~」といいつつも、久保樹がずっと一緒だったせいで、出会いに恵まれなかった模様。来年こそリベンジを果たしてね! あ、でも私もまた、ついていきますけど!
(写真・文=久保樹りん)