更年期障害といえば、40~50代の女性に多くみられる症状だと思われていますよね。ですが、近年は20~30代の若い女性にもみられるようになってきました。
主な自覚症状は、生理不順やカラダのほてり、イライラ、めまい、肩こり、頭痛……など。こうした症状は通常、女性ホルモンのひとつである、エストロゲンが急激に減少することで起こります。エストロゲンは加齢によって徐々に減少していきますが、閉経前後になると一気にガクンと減少。その急激な落差に驚いた体が、上記のような不調を訴えるようなるわけです。若い女性の場合は、生活習慣の乱れや冷え、喫煙、過度なダイエットや極度のストレスによって減少するそう。心当たりがある方は、一度、婦人科を受診してみてくださいね。
ところで、かつて更年期障害は「アジアの病気」と言われていたことをご存じですか? 日常的にキスをする習慣がある欧米では、更年期障害の症状は見られなかったといいます。現在ではもちろん、欧米でも更年期障害は認められていますが、日本とは症状の定義が少し違います。そのため、日本では更年期障害と呼ばれていた症状が、向こうでは同じ病気としてカウントされなかったのかもしれませんね。
ただ、実際のところ、日常的にキスをすることで、更年期障害の症状をやわらげられるという説があります。キスすることで性的な興奮が高まり、女性ホルモンの分泌が活性化して、エストロゲンの急激な減少に歯止めがかかるためです。キスでつらい症状が緩和されるなら、しない手はありませんよね!
余談ですが、唾液には老化防止ホルモンのパロチンが含まれています。そのため、よくキスを交わすカップルというのは、男女ともに老けにくい傾向があるようです。特に激しいキスをした場合、唾液の分泌量が増えますから、高いアンチエイジング効果が期待できるとか。ちなみに、同性同士でキスしても、唾液の分泌量は同じように増えるので、アンチエイジング効果はあるようですよ!
(文=きづき桃)
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