25日に都内で行われた映像配信サービス「Netflix」のオリジナルドラマ『ジェシカ・ジョーンズ』上映イベントに、お笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦(33)が出席した。
同イベントで中田は、妻でタレントの福田萌(30)との結婚生活について「小遣いは3万円で、GPSで監視されている。切り詰めていてもそれがすごく幸せ」「そういう生活を望んでいますから」と明かしたのだが、これについてネットで「無理してそう」「GPSで監視されるなんて窮屈すぎる」と否定的な声が相次いでいる。福田に対しては「ろくな嫁じゃない」「毒嫁って言葉がピッタリ」という批判まで。
GPSでの行動監視を過度な束縛、相手を信用していないからこその行為と捉える人も多いだろう。そして3万円の小遣いというのも、芸人という付き合いが多い傾向にある職業で、なおかつ一般的なサラリーマンよりは収入があるだろう中田にとっては少ない金額と感じる人もいるかもしれない(もちろんイベントでの発言がただの冗談だった可能性もあり、実際に月々3万円の小遣いで過ごしているか定かではない)。
しかし、実際のところ、「パートナーがGPSで自分の行動を逐一知っておきたいと思ってくれている」ことに愛情を感じるという人も存在する。また他人から見て少ないお小遣いでも、「家計を第一に考えてくれている/自分の浪費癖を管理してくれている」ゆえの金額だと納得しているケースもある。また、GPS監視する側にとっても、「GPSでの監視を許してくれるカレ」は、愛情深く信頼に足る人物に写り、より良い関係性の構築につながっているかもしれない。
中田と福田が上記のようなケースかどうかはさておき、現状でうまくいっている以上は、双方の「何を許せるか、許せないか」といった価値観が一致しているのだろう。GPS監視を絶対にされたくない・したくない人もいるだろうし、「俺が稼いだ金なのに3万しか小遣いにならないなんて」と悲嘆に暮れる人もいるだろうが、彼らの場合はこれでOKということである。
ただ、世の中の夫婦がこうした要求をはっきり口にし合っているかというと、実は「本当は××したいけど言えない」ケースがほとんどではないだろうか。「本当はGPSを駆使して夫(妻)の行動を監視したいけど、相手は納得しないだろうから我慢している」「家計が厳しいからお小遣いを減らしたいけど、これ以上相手を我慢させるのはかわいそうだし、その分自分が稼いでこよう」と考えるケースもあるだろう。そうした自分の願望がありつつ相手に押し付けないこともまた愛の一つで、それが夫婦円満の秘訣となっていることもある。夫婦の在り方は本当に様々だ。
ちなみに福田は22日付けのブログで、海外に行ったことで見えた娘の成長に触れつつ、「私は、最近、謎の自信無い期間にいるので、そんな素直な娘が羨ましい。自分を少しずつ、取り戻していきたいものです」とネガティブ発言をしている。以前にもテレビ番組出演時に育児について「すぐに『虐待しているんじゃないか』と疑われる」と周囲の視線にプレッシャーを感じていることを明かした福田。何があったのか心配ではあるが……。
(ルイコスタ松岡)