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「同性愛者は異常動物」「日本社会の価値観を壊す」繰り返される地方議員の差別発言

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Photo by sylvar from Flickr

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 しばらく性的マイノリティ、特に同性愛に関する残念な報道が相次いでいます。

 神奈川県海老名市の鶴指眞澄市議会議員(71)による「同性愛者は異常動物」「マスコミは無責任に異常人間をほめるような記事を掲載するな」といったツイートが批判を呼び、たいへん話題になりました。

 その後の鶴指議員の弁明は二転三転します。発覚した29日、NHKの取材に対し「マスコミを批判した。表現に行き過ぎた点はあった。同性愛は個人の自由だが、私としては受け入れられない。書き込みの撤回はしない」と答えたかと思えば、同日中に「不適切な表現であった」として謝罪および該当ツイートの削除をしています。

 さらに、やはり同日、日本テレビの取材に対して「酒に酔ってふざけて書いた。軽はずみで書いてしまったことで(議員を)辞任するつもりはない」「普段(同性愛について)深く考えてもいない。ツイッターで書いたような考えは持っていない」と答えています。

 普段、深く考えてもいないために、差別的なツイートをしたのでしょうか。「(差別的な)考えは持っていない」と断言したところで、たった一日の間に考えがコロコロ変わる人間を信用するのはなかなか難しいでしょう。とはいえこの騒動をきっかけに、鶴指議員が同性愛や性的マイノリティについて、考えを深められる可能性もあります。であるならば、ぜひ市議会議員を務める海老名市で、性的マイノリティのための施策を提案するといった積極的な行動に移っていただきたい。

 ちなみに、この件についてクリス松村さんがブログを書いていました。

「(略)…同性愛は、自由だが自分が受け入れられない……そういう理由で議員である立場の方が、このような発言をTwitterで発言してよいのでしょうか? この発言は、「死ね」「キモイ」と同レベルの幼稚な発言であり、最後の「真面目な人間が馬鹿を見る」という支離滅裂な結びの文章は、到底、議員としての責任ある発言とは思えません。渋谷区のパートナーシップ制度に反対した議員の方も同じ主旨の発言をなさっていましたが、ここまで品性下劣では、ありませんでした。この方の考える○○は異常…という考え方は、きっと同性愛に限らないのではないかと感じました。このような方を、公認する党が処分しないとしたら、恐ろしいなと思いました。海老名市の差別発言をなさる議員の方の所属する党に同性愛者はいらっしゃらないのですか?」『「異常動物」とは…

 40人のクラスに2~3人はいるとされている性的マイノリティ。「遠いマイノリティの問題」としてではなく、身近にいる友人の問題として考えることが肝心だと思います。自身の軽はずみな発言が友人を傷つけているかもしれないと考えると不安になりませんか?

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