ゴシップ

“人間活動”宣言から5年…宇多田ヒカルが復帰する日と、変わってしまった音楽業界の現状

【この記事のキーワード】
[PR]
[PR]
宇多田ヒカル公式サイトより

宇多田ヒカル公式サイトより

 8日、シンガーソングライターの宇多田ヒカル(32)が音楽活動を再開することを「スポーツ報知」が報じた。

 記事によると、宇多田は現在新曲のレコーディング中で、来春には新アルバムの発売も予定されているという。新曲にはドラマや情報番組のタイアップがついており、来年4月からテレビで彼女の曲が流れる機会が多くなるとのこと。

 宇多田は98年、15歳の時に「Automatic」でデビュー。15歳とは思えない大人びた歌詞の世界観や作曲センスは世間を驚愕させ、たちまちトップアーティストとして名を馳せることに。デビューからわずか4カ月でリリースしたファーストアルバム「First Love」は、国内外で991万枚以上出荷されてオリコン歴代アルバムランキングの1位に輝き、現在でもこの記録は破られていない。

 その後もヒット曲を飛ばし続けたが、2010年に自身のブログでアーティスト活動を無期限休止し、“人間活動”に専念することを発表。ただ活動を完全にストップしていたワケではなく、配信・DVDシングル「桜流し」を発売したり、ラジオ番組「KUMA POWER HOUR with Utada Hikaru」(Inter FM)を放送するなどマイペースな活動を行っていた。

 また、私生活では2013年に母・藤圭子が自宅マンションから転落し亡くなるという悲しい出来事があった。翌2014年にはイタリア人男性と再婚、今年7月には第一子となる男児を出産するなど、めまぐるしい変化の5年間だったと言えるだろう。

 その間、彼女のファンたちは常に復帰を待ち望んでいたようで、今回の報道にも喜びの声が相次いでいる。活動休止によって過去の人になり、復帰後かつてのようなヒットを飛ばせないアーティストは多いが、彼女に限ってはそんな心配もゼロだ。

 しかし、宇多田がヒット曲を連発していた90年代後半~2000年代前半と現在では、音楽業界の様子が大きく変わっている。音楽不況が叫ばれ、オリコンチャート上位のアーティストでもミリオンセラーには到底及ばないという事例も多く存在する。そんな現状であるからこそ、音楽業界は宇多田の活動再開が業界全体に好影響を与えることを大きく期待しているわけだが、「たとえ良質な楽曲を生み出したとしても、社会現象とまでなった全盛期と比べて売り上げ自体が伸び悩めば、“オワコン”扱いされてしまう」(音楽業界関係者)という懸念も。しかし、宇多田は旧来の概念に囚われず、常に時代の流れを読んだ発信を続けてきた。特典をつけてでもCDの売上枚数を伸ばすような商法に走ることはまずなく、オルタナティブな“売り方”を見せて業界を驚かせてくれるかもしれない。「いい曲であれば時代は関係なく売れる」ことを証明してほしいものである。

 ただ、今回の報道に対して、宇多田の所属レコード会社は「準備は進めているものの、具体的な話は何も決まっていない」と否定し、「復帰ということになればその時に、ファンの皆様、メディアの皆様にお伝えしたいと思います」と述べている。復帰はまだ先のようだが、彼女の納得がいくタイミングが来ることを待ちたい。
(シュガー乙子)

messy新着記事一覧へ

宇多田ヒカルのうた -13組の音楽家による13の解釈について-