鈴木いわく、「女子がやるから男子はちょっと座ってて~、というような女性はイヤ」だそうだが、くりぃむしちゅー有田は「え、これ良くない?」、ネプチューン名倉も「ええやん座ってれば」と、そうした女性について好意的な受け止め方をしていた。だが鈴木の考えでは、「バーベキューは準備を含めて楽しむもの」であり、「あなたがいかに家庭的かということをアピールする場ではありません!」。男女大人数でワイワイやることの多いバーベキュー、確かにそれは出会いの場でもあり、家庭的な女を演じて良い男を手に入れる格好のイベント……と、女性は考えがちだ。準備を手伝わせてもらえないグループの女性が「非・家庭的」の烙印を押されてしまうことすらある。鈴木はそんな女どもの魂胆で、バーベキューを楽しみたい男も楽しめなくなることに憤りを感じていた。
とはいえ、バーベキューで世話を焼く女たちを「計算高い家庭的アピール女」と断罪するのは鈴木だけで、チュートリアル福田は「そこまで考えてないやろ」、くりぃむ上田も「世話好きなんじゃない?」とあくまで肯定的。40代のしゃべくりメンバーたちと鈴木の間には温度差があるようだった。ネプチューン原田の「イヤだなって思う人もいればぁ、あっこの人と結婚すればこんなに仕切ってもらえるんだ、って思う人もいるわけじゃない」という穏やかな切り返し、これこそがすべてだった。バーベキューで絶対に落としたい男がいる場合、その相手が鈴木や向井理のような「女の計算見破りますからタイプ」か、それともしゃべくりメンバーのような「女の計算大歓迎ですよタイプ」か、よく見極めてから挑むのがいいだろう。
(犬咲マコト)
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