Facebookでも繋がったピンサロ嬢
――どんな店だった?
ダイ「女のコが浴衣を着てる、和風ピンサロ。28歳くらいの女性がついてくれて、すごく優しくて。僕がピンサロはじめてで、緊張してるのもわかってくれて。色気があった。目とか雰囲気とか、吐息とか。『緊張しなくて大丈夫だよ』ってリードしてくれましたね」
――時間は、全部で30分くらい?
ダイ「そうそう。あ~、なんか懐かしい。5分くらいおしゃべりをして、キスして、抱きしめられて。おっぱいはCくらいだったかな。最初だから全然うまくブラジャーが外せなくて。やっとブラを脱がせて、乳首を舐めさせていただき……(笑)。今思えば確実に演技なんだろうけど、感じた反応をしてくれたのが、やっぱり嬉しかったですね。そのピンサロは、つい最近まで通ってました」
――今も同じ子を指名してるとか?
ダイ「いや、結局“推し変※6”しちゃった。でも半年くらいは、最初についてもらったコを指名して通ってましたね」
※6 自分が推薦する(推す)女のコを変えること
――何で“推し変”したの?
ダイ「ある日の激安デーの時、たまたま自分の気分で、違う女のコを指名したんですよ。ピンサロって客同士のブースを区切る、わりと低めの壁があるんですけど、サービスが終わった帰り際、ふっと周りを見渡したんですね。そうしたら、自分が元々指名していたコが見えた。で、当たり前だけど、その子が別のお客についてて……」
―えっ、まさかそれで冷めた?
ダイ「そうなんです。というよりは、『ああ、僕も違う女のコについているのがきっと見られたんだよなぁ』と思ったら、申し訳ないような、さみしいような気持ちになって……。それでその子に通うのをやめました」
――へぇえ。
ダイ「僕が指名しなかったんだもん、当たり前なんですけどね。でもそれがきっかけで、別のピンサロに行くようになったり、また同じ店に戻ったりして」
――どのくらいのペースでピンサロを利用してたの?
ダイ「はじめは1カ月に1回、2カ月に1回とか。でも1人の女のコにハマると、1週間に1回行ってました。1度、すごく好きになったコに、小さい花束とメアドを渡したことがあって。うまくいって、お店の外で時々会ってました」
――スゴいね。まさか付き合った? またはヤったとか。
ダイ「いやまぁ、僕に全然その気がなかったわけではないんですけど、単に外で会って、話をするだけ。セックスとかは何もなし。あとご飯も完全にワリカンでした。五右衛門とかの、フツーのパスタ屋なんかで会って。年も19歳同士で同い年だったし、気が合う異性友達の感覚でした。楽しかったなぁ」
――Hなことは、何もしなかったの?
ダイ「あっちには彼氏がいたんですよ。本名とFacebookを教えてくれてたから、Facebookの投稿で彼氏の存在を知って」
――ピンサロで働いていることは、彼氏は知ってたのかな?
ダイ「知ってたみたい。その子は親との関係が良くなくて、彼氏の家に居候してたみたいだし。それにほぼ、毎日ピンサロで働いてましたから。しかも1回10時間勤務とか。僕は半年そのコのところに通ったんですけど、お店の外では3回くらい会ったかなぁ」
――外で会う時は、どんな話をしてたの?
ダイ「彼女は犬の美容師になるのが夢で、そういう将来の話ですね。あとは仕事の話。『今日は優しいお客さんがいた』って言われると、焼きもちみたいな感情もわいて。僕は、ピンサロの店で会っていても、今日は話をするだけでいいやって思うこともよくありました」
――話をするためにお店に行ってたのね。
ダイ「でもその子、すごく優しくて、結局いっぱいサービスしてくれるんですよ。ぼくの(精子)をゴックンしてくれたこともあって。そこまでしなくてもいいよって、逆にあわてちゃいました。とはいえ、嬉しかったです。1年くらい通ったかな」
――今はどんな関係なの?
ダイ「その子がお店を辞めることになってからは会ってなくて。今でもFacebookで繋がってるんですけど。お店を辞めたあと、2回くらいご飯に誘ったけど、両方断られました。だからもう誘わないほうがいいなって思って。たま~に、僕の投稿に“いいね”って押してくれますけどね」