『寄生獣』東宝
「本人は悪気なくやってるんでしょうけど、事務所なりマネージャーが止めないとダメですよ。出たい作品がたくさんあるのはわかりますが、大作で主演をする人はある程度仕事を選ばないと。そうしないと、他の役者の仕事がなくなってしまいますからね」(映画関係者)
昨年大ヒットした映画『寄生獣』の主演も記憶に新しい俳優、染谷将太に一部の映画関係者から悪評が噴出している。
「彼が若手俳優の中でも演技力も存在感もあるのは誰もが認めるところです。それを踏まえての話になるのですが、彼は自分が出たいと思った作品は、役の大小問わず『出演したい!』と監督にアピールするんです。そうすると、制作側も『染谷将太が出たいんだったら』と、もともと決まっていた端役の俳優を降ろしたり、スケジュールを彼に合わせたりといろいろ動くんです。やはり、興収20億を超える作品に主演するような俳優は、ある程度作品を選んでくれないと、他の若手俳優たちの出るところがなくなってしまうんです」(芸能事務所関係者)
昨年、染谷が出演した映画は全部で8本で、その中にはヒットした『寄生獣』や話題作『バクマン。』の他に単館系の作品も見受けられる。
「幅が広いのはいいのですが、やはり小さい事務所からすれば、彼が入ることでひとりの役者がチャンスを失うということなんです。実力主義の世界ですから仕方のないことですが、あまり節操のないことをしないでほしいですね」(同)
たまには地上波のドラマにも出て欲しいものだが――。