さらに、タレント自身ではなく、後輩タレントのファンからも多方面で悲鳴が上がっている。新曲「ヒカリノシズク/Touch」(ジャニーズ・エンタテイメント)を20日にリリースしたNEWS。彼らはメジャーデビューした2004年からオリコン連続1位記録を保持している。しかし、SMAP解散回避策として「世界に一つだけの花」(ビクターエンタテインメント)の購買運動が広まり、同曲はチャートで急上昇中。これを受け、NEWSファン(通称パーナ)は「偶然とは言え、12年間必死に守ってきた連続1位記録が先輩によって破られるなんて悲しすぎるじゃありませんか」「解散しないってなったから購買運動ストップして。NEWSのCD明後日発売だから。SMAPからすると小さいグループだけどこっちもこっちで色々大変なの」「SMAPにはもちろん解散しないで欲しいから1位を取って欲しい。だけどパーナとしてはシゲが頑張って掴んでくれた今回のCDで1位を取りたい。神様はなんで4人にこんなに試練を与えるんだろう」というコメントがネットに溢れている。
そして、2月10日に新曲「TRAGEDY」(ジェイ・ストーム)の発売を控えているKAT-TUNファン(通称ハイフン)も気が気でないようだ。彼らもデビュー以来、連続1位を獲得しているグループ。しかし、パーナさんと同じく「世界に一つだけの花」購買運動や世間の注目がSMAPに集まっていることから、「連続1位の記録途絶えるとかホンマにやめて欲しい」「新曲で良い売上を絶対プレゼントしたい」などのランキングへの懸念を示している。さらに、ハイフンの不安はランキングだけではない。「SMAPの件でうやむやにされてる感あるけど、春以降KAT-TUNが存続するかどうかもまだ発表されてないんですよ……早く3人で頑張ります宣言してくれ……」と、同グループメンバーの田口淳之介(30)が、来春にもグループ脱退と事務所退社すると発表されたが、その後のKAT-TUNの具体的な活動が発表されていないことから、多くの不安を抱えているようだ。
すべての事の発端であるSMAP――彼らに注目が集まることは仕方のないことだが、ジャニーズ事務所は他タレント、そして何より他タレントのファンへのケアも忘れないでいただきたい。
(夏木バリ)
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